全体相場は6日ぶりに反落。前日の米国株式は反発したが、平均株価の1万円台回復で達成感が台頭。利益確定の売りが先行し、自動車株も含め全面安となった。
マツダが27日発表した7月の実績によると欧州向け輸出が前年同月にくらべ144.8%増の2万794台となった。新型車『アテンザ』のほか『ファミリア』『プレマシー』の受注が好調だった。輸出の好調で国内生産は12.2%増の7万5010台となり5カ月ぶりに増加した。
7日に発表された新型マツダ『デミオ』は、開発責任者でチーフエンジニアの藤原清志・主査によれば「初代(先代)を強く意識し、パイオニア精神がデミオの本質と定めた」という。コンパクトカーを新定義した初代のように、新型を再びクラス水準としたい、ということだ。
マツダは22日『ボンゴ・バン/トラック』を改良し発売した。騒音規制への対応を図ったほかガソリン車の排ガス性能は国土交通省が認定する「良-低排出ガス車」(最新排ガス規制値の25%低減レベル)認定を取得した。
1999年の東京モーターショーに『NEO SPACE』(ネオスペース)が出品されていたのを覚えているだろうか? マツダ・デザイン本部の中牟田泰チーフデザイナーは「新型『デミオ』の初期アイデアのひとつだった」と語る。
「新型『デミオ』のライバルは、日産『マーチ』、ホンダ『フィット』、トヨタ『ist』(イスト)」と、マツダ・デザイン本部の中牟田泰チーフデザイナーと語る。「競合車をかなりウォッチしました…」
米国株式は反発したが、マーケットは見送り気分が支配的。薄商いの中全体相場は小反落した。自動車株は高安まちまち。日産自動車とマツダが続伸。上げ幅は小さいが、新型車の投入に力を入れる両社が引き続き堅調。
マツダでは新型『デミオ』の発売を記念し、デミオの「COZY」、「SPORT」、「CASUAL」の各モデルが1台ずつ、合計3名様に当たる「NEW DEMIO オーナーシップキャンペーン」を実施している。締め切りは9月17日。
新型『デミオ』のデザインを担当した、マツダ・デザイン本部の中牟田泰チーフデザイナーによると、「老若男女問わず満足していただけるよう、デザインのキャラクターをそれほど強くしなかった」、という。