いすゞ自動車は、国内自動車メーカー11社のうち、ただ1社だけ最終赤字となった責任を明確にするため、役員の退職慰労金の支払いを業績が回復軌道にのるまで先送りする。井田義則社長が株主総会で明らかにした。
日野自動車といすゞ自動車は21日、バス事業の統合について公正取引委員会から問題なしとの回答を受けたと発表した。これをふまえ両社は、事業統合に向けた準備作業を計画通り進める。
いすゞ自動車は、ポーランドに設立したディーゼルエンジン生産会社いすゞモーターズポルスカが、生産累計50万基を達成したと発表した。50万基達成の所要期間は過去最短。
トヨタ自動車が前日比90円高の3440円と続伸。5月8日に発売した『ist』が1ヵ月で4万2000台の受注(目標1万5000台)と好調で、外資系証券経由で買いが入っていた。ホンダも100円高の5440円と続伸した。
日産自動車は、キャブオーバー型トラックの『アトラス20』をマイナーチェンジして12日から発売した。同車はいすゞ自動車の『エルフ』のOEM生産車で、エルフが1年半前倒しで、新短期排ガス規制をクリアしたため、こちらも達成。価格は328万1000円。
ゼネラルモーターズ、富士重工業、いすゞ自動車、スズキの4社は、特定の部品、コンポーネンツ、サービスの購買を共同で行うための共同チーム「アライアンス・パーチェシング・チーム(APT)」を発足させたと発表した。
前日の下げの反動で買い戻しが入ったが、上値も重く全体相場は小反発にとどまった。自動車株は高安まちまち。マツダが前日比11円高の369円と反発し、スズキ、ダイハツ工業もしっかり。『エルグランド』の受注好調で人気化した日産車体は9円高の340円と3日続伸。
いすゞ自動車は、小型トラックの『エルフ』に2003年の新短期排ガス規制に適合させた、新開発エンジンを搭載するなどの改良、次世代環境対応トラックELF-KRとして5日から発売する。新短期規制に適合したトラックは初めて。
いすゞ自動車と三菱商事は3日、タイでの生産・販売について協力関係を強化すると発表した。共同出資して設立した販売統括会社を通じていすゞの新型ピックアップトラックの輸出・販売を拡大していく。