『コロナ』の後継車『プレミオ』と、『カリーナ』の後継である『アリオン』は、エンジンやサスペンションなどの機械部分はまったく共通。スタイリング的には、ゆったりとした面を用いて高級感を出したプレミオは本社第2デザイン室の案が、シャープなエッジなどでスポーティな演出のアリオンはトヨタグループの開発会社、テクノアートリサーチの案が採用された。
トヨタは、現在6割のシェアを持っているセダンの将来について、「今のままではダメ」と考え、『カローラ』から“セダンの改革”を進めているのだという。『プレミオ/アリオン』では、従来の日本の「線の細い」セダンから脱却し、「構えの良さ」を強調した新しいスタイルを提案している。
トヨタ自動車は、25日からミディアムセダン『プレミオ/アリオン』を販売開始。上質と高機能のパッケージングに相応しいITS装備も充実している。
『プレミオ/アリオン』のセールスポイントの1つが、これまでのセダンにはなかった多彩なシートアレンジである。通常状態では普通のセダンと変わらなく見える室内だが、ワゴンのようなリアシートによって、様々な使い方ができるようになっている。