GMが推進して来たカーマルチメディアシステム、オンスターに思わぬ落とし穴が。来年1月、オンスターシステムのプロバイダーは完全デジタル化に移行する。そのため、特に2003年以前のモデルイヤーの車の中はそれに対応できずオンスターに接続できなくなる可能性が高い。
GMは同社のカーマルチメディアシステム「オンスター」を、GPSナビゲーションシステムとして、同社が販売するほぼすべての車に搭載することを明らかにした。
6日、ITS世界会議サンフランシスコの本格開催を前に、GMのテレマティクスサービス「オンスター」のキーパーソンであるウィリアム・ボール副社長に単独インタビューを行った。
このところアメリカのユーズドカーディーラーの間でポピュラーになりつつある、「スターター・インタラプト・ユニット」と呼ばれるデバイスがある。ダッシュボードに取り付けられたブラックボックスで、ローン支払い期日を過ぎるとランプが点滅し、4日たっても支払いがないとクルマがスタートさせられなくなるという機械だ。
GMではオンスターテレマチックシステムを使い、ユーザーにリコールの告知を行うサービスを開始する。ただしGMによると、オンスターでコンタクトを取るのは、手紙などで行う最初のリコール告知に対して60日以内に反応しないユーザーに対してのみ。
ヘルプネットは交通事故発生などの緊急時、オペレーションセンターに位置情報付きで通報するシステム。オペレーターとの会話で、必要に応じて最寄りの消防や警察に通報される。北米でGMが展開する『オンスター』の日本版ともいえる機能だ。
コロラド州で、標高3000メートル以上の山道を走っていたミニバンが崖から転落、12メートル以上を回転しながら滑り落ちたが、奇跡的に全員が助かる、という事故が発生。ピンチを素早く知らせ、救助の助けとなったのがGMの車載インタラクティブシステム、オンスターだった。
GMはセーフティ装備の充実を目標に、2010年までにテレマティックシステムのオンスターとスタビリティコントロールを全車に標準装備する予定であることを明らかにした。
GMは自社のカーマルチメディアシステム「オンスター」搭載車両を、来年から倍に増やす計画があることを明らかにした。これは、GMの北米社長、ゲイリー・クーガー氏が南フランスでのグローバルメディアセミナーで言及した。
GMの子会社であり、カーマルチメデアの先駆者であるオンスターは、「全国行方不明、誘拐被害児童センター」に全面的に協力、GPSやワイヤレステクノロジーを使って同センターへの緊急連絡網に参加する、と発表した。
GMのカーマルチメディア、「オンスター」が、創立以来7年でついに黒字となった。GMによると、現在オンスターの加入者は200万人以上だが、そのほとんどはGMの新車を購入し、無料トライアル期間での加入。しかしオンスターはアメリカではレクサス、アキュラ、サーブ、スバル、いすゞ、フォルクスワーゲンなどにも提供されている。
GMではカーマルチメディアシステム、「オンスター」に、事故の自動報告システムを組み込む方針。たとえエアバッグが開かなくても、センサーが自動的に車体への衝撃を察知し、警察等に通報するというシステムだ。
フォルクスワーゲン(VW)アメリカは、2003年から希望する顧客に対して、GM系の車載情報サービス「オンスター」(OnStar)を提供すると発表した。VWではこのサービスを「フォルクスワーゲン・テレマティックスbyオンスター」と名付け、オンスターのサービスを利用しながらも独自の路線を取る。
デトロイトで開かれた業界の会議で、「ウィングキャスト」(フォードのカーマルチメディア事業)のCEOハレル・コデッシュ氏が「テレマティック・システムにはコストがかかるが、投資と考えて辛抱強く元を取るべきである」と発言。
トヨタ自動車と米ゼネラルモータースは、日本市場でのクルマへの情報ネットワークサービスに関する分野の共同研究を行うことで合意した。