■タッチパネル操作
多機能、複合化するナビのコントロールをどのようなインターフェイスにするか、この命題は安全運転の思想にもかかわるだけに重大なテーマだ。ボイスコントロールは最も期待されるインターフェイスであるが、すでに各社実装済み、その認識率を年々向上させている。リモコン操作はもはや現代人にとって手馴れたインターフェイスであり、ボタンの大きさや配置の工夫でより使いやすくなっている。いっぽう、タッチパネル操作は、直感的な操作でかつボタンを見やすく大きくしやすいメリットがある。その場面で必要な操作にのみを表示することで多機能ナビを扱うのに相性がよい。しかし、指紋や手の汚れが画面についてしまい地図が見にくくなる、後席から操作できない、などのデメリットも存在する。じっさいにはこのボイスコントロールとリモコンまたはタッチパネルの確実な操作を織り交ぜて利用するのが現実のカーナビのコントロールになっている。