自動車には個性があっていいと思う。キャデラック『XT5クロスオーバー』に試乗して、久々にこの個性を感じた。同時に評価というものは一律にすべきではないということも、肝に銘じようと感じた次第。
ホンダ車を知り尽くした熟練エンジニアの手によって生み出される、ホンダアクセスの「モデューロX(Modulo X)」シリーズ。その第4弾として登場したのが『フリード モデューロX』だ。その走りは、「エモーショナル・ツアラー」のコンセプトに偽りなし。
初代『コンパス』は、まだクライスラーがフィアット傘下ではない時代に登場した。かわいい丸目のヘッドライトが特徴的だったが、ブランドイメージに合わず、後半は『グランドチェロキー』に似たマスクを採用した。
ホンダの主力サブコンパクトカー『フィット』が昨年、マイナーチェンジを受けた。先進安全システム「ホンダセンシング」設定、ボディ補強、ハイブリッドシステム改良など変更幅は大きく、短距離試乗の印象はきわめて良かった。
ジャガーは『F-PACE』でSUVカテゴリーへの参入を果たした。続いて狙っているのはミドルクラスSUVのジャンルで、このクラスへの第一弾として『E-PACE』を投入した。
アウディのSUVラインナップではミドルクラスに位置するのが、この『Q5』だ。MLB evoのモジュラープラットフォーム採用した2世代目は、ボディサイズをさらに拡大した。
「その走りは、まるで背の高いラン・エボ!! 国産コンパクトSUVの新生は、帰って来た三菱『エクリプスクロス!! 革新技術屋集団の新作はサーキットでも通用するのか?!」
新たなコンパクトSUV、ジャガー『E-PACE』が誕生した。ライバルはボルボ『XC40』、BMW 『X1』、『X2』、それにアウディ『Q3』あたりのようである。
このところ、国産メーカーが頑張って良いクルマを次々と出してくる。性能的にも品質的にも。だから、敢えて輸入車に乗る真っ当な理由は一体何だ?という疑問が、頭の隅で飛び交っていたのだが、真っ当な理由があった。
世界的に大きな市場となりつつあるのがミドルクラスのSUV。三菱はこの市場での商品力強化のため『エクリプスクロス』を送り込んだ。
スタイリッシュなSUVということで高い評価を受けているマツダの『CX-5』がマイナーチェンジを受けた。
『ジュリアスーパー』、『ジュリアヴェローチェ』と来て、最後に試乗したのが、この『ジュリア・クワドリフォリオ』である。同じ格好をしていて、値段が倍?な~ぜ~?となったのだが、乗ってみればそれは半分理解できる。
ボルボ最新のCMA(コンパクトモジュラーアーキテクチャー)を採用した、都市型コンパクトプレミアムクロスオーバーSUVが『XC40』だ。ボルボとして初の2018年欧州カーオブザイヤーにも輝いた
次に139ps/172Nm(17.5kgm)を発生する1.8リットルSOHCにパドルシフトつきCVTを組み合わせたパワートレインのパフォーマンス。1.4トン台の車重に対して余裕たっぷりとは言いがたく、転がすくらいならこれで十分というレベルにとどまる。
「XC60が小型になったのではなく、XC40として作りこんだ」。ボルボのコメント通り、外観デザインからして、上のクラスのシリーズとは雰囲気が異なる。そして、違いはインテリアでさらにはっきりと感じ取れる。