目立った金星もないままで、ますます崖っぷちに追い込まれたのが岸田政権のようだ。共同通信社がこの11月26、27両日に実施した全国電話世論調査によると、岸田内閣の支持率は10月末の前回調査から4.5ポイントも落ち込んで33.1%に下落。
岸田首相は、総理大臣官邸で「モビリティに関する懇談会」を開催し、日本自動車工業会の豊田章男会長や日本自動車部品工業会の有馬浩二会長らとモビリティ産業に関して意見交換した。
「苦しい時の神頼み」とはいうが、岸田首相にとっての頼みの綱は、「超円安」の恩恵を受けて好決算の自動車メーカー。中でも頼りになるのは業界トップのトヨタ自動車で、支持率が低迷する首相にとっては“神様”のようにも思えるのかもしれない。