大晦日を迎えて2014年も暮れる。この1年に取り上げた自動車関連のさまざまな出来事を振り返ると「当てが外れた」ニュースが多かったようにも思える。
ドイツの自動車大手、ダイムラーは12月11日、メルセデスベンツ乗用車部門の営業&マーケティング担当、オーラ・ケレニウス取締役の任期を、2017年末まで延長すると発表した。
欠陥エアバッグ問題で大揺れの自動車部品大手のタカタのステファン・ストッカー社長が突然退任し、代表権のない取締役に降格したという。創業家の高田重久・代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)が社長を兼務する。
韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は12月23日、車両のテストと高性能車の開発部門のトップに、アルベルト・ビアマン氏を起用すると発表した。
2020年の東京五輪・パラリンピックや19年のラグビー・ワールドカップの日本開催に向けて、経団連をはじめ、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体が、支援組織を共同で設立するという。
公の場にまったく姿を見せなかった創業家のタカタの高田重久会長兼最高経営責任者(CEO)が初めてメディアのインタビューに応じたという。
欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月9日、フォルクスワーゲン乗用車ブランドのトップに、ヘルベルト・ディース氏を起用すると発表した。
ドイツの高級車メーカー、BMWグループは12月9日、ハラルド・クルーガー氏を、次期CEO(最高経営責任者)に起用すると発表した。
ホンダの伊東孝紳社長がタカタの欠陥エアバッグ問題について「顧客のことを考え、あらゆることを早くする」と話し、「原因究明を待たずに実施する調査リコール(回収・無償修理)を全世界に広げる」意向を明らかにしたという。
「今年の社長」にソフトバンクの孫正義社長が2年連続の首位。2位も、前年に続いてトヨタ自動車の豊田章男社長が選ばれたという。
2014年10月、イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリの会長を退いたルカ・ディ・モンテゼーモロ氏。同氏の再就職先が決定した。