メルセデスAMG、電動キックボード発表…「ラストワンマイル」のモビリティに

1回の充電での航続は最大40km

調整可能なフロントとリアのサスペンション

スマートフォンがディスプレイに

メルセデスAMG Eスクーター
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メルセデスAMGは5月22日、電動キックボードのメルセデスAMG『Eスクーター』を欧州で発表した。

◆1回の充電での航続は最大40km

いわゆる「ラストワンマイル」のモビリティとして開発された。メルセデスAMG Eスクーターは、シンプルで直感的に折りたたむことができ、車のトランクに収まる。14.7kgと軽量なので、公共交通機関への持ち込みも可能という。

スイスのマイクロモビリティシステムズ社と共同開発。出力500Wの電気モーターを搭載し、最高速は20km/hとした。一般的なEスクーターのように親指で操作するスロットルではなく、より直感的かつ正確に操作できるツイストグリップを採用している。

蓄電容量9.6Ahのバッテリーを搭載し、1回の充電での航続はエコモードで最大40km、スポーツモードで最大25kmを実現した。都心部の渋滞から自宅の玄関先までのラストマイルに最適という。バッテリーの充電時間は2~3時間半だ。このように、メルセデスAMG Eスクーターは、柔軟で個性的なモビリティソリューションに対する顧客の要望を満たすだけでなく、そのスタイリッシュな外観により、洗練された都市型ライフスタイルのパートナーになり得る、と自負する。

◆調整可能なフロントとリアのサスペンション

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滑り止め加工を施したワイドなデッキにより、両足でしっかりと踏ん張ることができる。メルセデスAMGの特長のひし形が、フットボードの外観をさらに引き立てている。直径200mmの頑丈なゴム製ホイールと、個別に調整可能なフロントとリアのサスペンションにより、ライダーは荒れた路面でも快適に走行できるという。

また、人間工学に基づいて設計された伸縮機能付きハンドルバーにより、体格に合わせた調整が可能。左右のハンドルバーにはAMGのロゴがあしらわれた。ベルを装備しており、歩行者などに存在を知らせることができる。フロントライトの下にはメルセデスの星が配され、調和の取れたデザインを追求している。

メルセデスAMG Eスクーターのブレーキは、ツイストグリップの電気モーターブレーキ、リアのドラムブレーキ、またはマッドガードのフットブレーキで作動する。ツイストグリップを前方に回すと、ブレーキエネルギー回生システムが作動し、同時にバッテリーも充電される。フロントとリアのライト、サイドのリフレクターにより、夜間の走行時の視認性を高めている。

◆スマートフォンがディスプレイに

Bluetoothを利用してスマートフォンと接続し、専用ホルダーによってハンドルバーにスマートフォンを固定することで、速度、航続、走行時間、バッテリー充電状況などの情報をアプリに表示できる。

また、統合ナビゲーションシステムでは、目的地までの最短ルートをディスプレイに表示する。さらに、メルセデスAMG Eスクーターのライトや走行モードなど、さまざまな機能をアプリで直接操作することができる。

メルセデスベンツは2020年代の終わりまでに、「Electric only」戦略によってフル電動化を目指している。排出ガスのない未来に転換するために、明確な計画を打ち出している。さらに、都市における生活の質の向上に、大きく貢献する革新的なモビリティソリューションの導入も目指す、としている。

《森脇稔》

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