eスポーツ選手が現実のサーキットを走行、覚えるのは簡単? バーチャルからリアルへ!

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マツダが2023年から開始した「倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラム」の一環として、eSPORTS選手に実際のサーキットで走行してもらう「バーチャルからリアルへの道」が筑波サーキットで実施された。

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同プログラムは「eSPORT MAZDA SPIRIT RACING GT CUP2022」でランキング上位を獲得した選手たち19名が2月と3月の2組(2月10名、3月9名)に別れて「ロードスター」に乗車し、プロドライバーから2日間レクチャーを受けながら筑波サーキットのコース上を走行する。

今回は、3月に実施されたプログラムの初日の様子を取材した。

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2022年スーパー耐久@鈴鹿で12号車のドライバーをつとめた加藤彰彬氏が統括講師、スーパー耐久55号車でドライバーをつとめた関豊氏が3月のゲスト講師として選手たちを指導する。

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また、同じようにマツダからバーチャル→リアルと経験を経てドライバーとなり、現在活躍中の4名も講師サポート兼メンターとして参加。かつて同じようにバーチャルからリアルのドライビングを違いを体験した先輩として、プロドライバーとは別の視点からアドバイスを行っていた。

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参加者は年齢も運転歴もバラバラで、サーキット経験者と未経験者が入り交じる状態からスタートする。安全を最優先に、まず午前中は全員が安全にスキルアップを行えるよう、基礎からレクチャー。座学の後、コースの一部を使ってスラローム走行やヘアピンカーブの練習を行ったり、実践想定のブレーキやコーナーリングなどを行っていった。

最初は戸惑いがちだった選手たちだが、eSPORTSの世界で慣れ親しんだつくばサーキット。すぐに運転のコツをつかんだのか、30分もしないうちに見違えるような走行となっていた。

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また、走行の様子を講師陣が見ながら、丁寧にアドバイス。時にはプロドライバーの助手席に乗り、実際のドライビングを体感しながらスキルアップを行っていった。

午後はコース全体を知るための完熟歩行を行った後、実際にコースをフルで走るフルコース周回の練習が始まった。

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この走行データはすべて記録されており、プロドライバーの走行と何が違うのか、データの比較も行われた。

コースのライン取りやブレーキングの開始位置など、テレメトリを見て分析するだけでなく、車載カメラによりステアリングの癖が指摘されたり、姿勢づくりの重要性がたびたび強調されるなど、ハイレベルな指導が行われていく。

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このデータ分析で走るコツを教わった後は、本日最後となる本格的なフルコース練習を行い、初日のプログラムは終了した。

初日の総評を講師陣に伺うと、「全員eSPORTSの世界で常に考えながら走り続けてきた選手揃い。今日の走行でも常にどうすればいいか自分で考えながら走っていたため、上達も早かった」と語っていた。

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2日間のプログラム受講後、何名かは合格者として、マツ耐第2戦もてぎからドライバーとして参加予定するという。

また、広報担当者に話を伺ったところ、本プログラムは必ずしもレースを志す人だけでなく、幅広い層に向けて行っていきたいという話も聞けた。スキルアップした結果、レースに参加して活躍してもらえれば最高だが、車本来が持つ走る楽しさ、身体の延長として車を操る楽しさといったものを体感してもらい、車好き、ひいては車人口を増やしていくのが最大の目的だという。

今後、eSPORTSはより身近なものとなり、そこで活躍するプレイヤーに憧れるファンや初めて車に触れるという層も増えていくだろう。そういった新しい車ユーザー層に向け、スキルアップ、キャリアアップを担う選択肢が増えることは喜ばしいことだ。

《二城利月》

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