初めてのスピーカー交換に最適! 『フォーカル』が新素材振動板スピーカーを発表

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「FOCAL(フォーカル)」のカーオーディオに新たに加わった「SLATEFIBER(スレートファイバー)」シリーズ。淡いブルー(スレートブルー)のフィニッシュを持つ素材で新シリーズを強く印象付けるモデルのデモカーが完成したので試聴に出かけてみた。

新たに登場した「SLATEFIBER(スレートファイバー)」シリーズの最大の特徴はミッドバスに採用されている振動板素材「SLATEFIBERコーン」だ。この素材はすでに同社のホームオーディオ「CHORA(コーラ)」シリーズの振動板として2019年に世界で初めて採用されているもので、FOCALの新しい主力振動板のひとつとしてラインアップされているもの。

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「SLATEFIBERコーン」は再生炭素繊維によるカーボンコンポジット技術を投入した振動板だ。すでに航空機や自動車に用いられることも多くなっているカーボンコンポジット技術をオーディオ分野に取り入れた意欲的なモデルとなった。「SLATEFIBERコーン」は単層構造を持つシンプルな構造ながら、スピーカーの振動板に求められる高剛性、適度な内部損失、超軽量を兼ね備えた振動板だ。フォーカルの上位モデルが採用するWサウンドイッチ構造の振動板にも迫る優れた特性を備える高音質素材でもあるのだ。

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一方、ツイーター素材には同社お得意のインバーテッド・アルミドームツイーターを採用。こちらも「SLATEFIBER(スレートファイバー)」シリーズ専用に開発されたユニットで、広い指向特性と低歪みを兼ね備えたツイーター。また振動板の支持部には同社のハイエンドモデルである「UTOPIA(ユートピア)」シリーズでも用いられているポロン製サスペンションを採用し、2~3kHz付近の耳に付きやすい帯域の歪みを低減させ上質な高域特性を引き出している。

2ウェイセパレートモデル「PS165SF」にはツイーター用/ミッドバス用にそれぞれ独立したパッシブネットワークを搭載するのも見どころ。高域/中低域の信号経路を分離することで信号の相互干渉を抑えて高音質化するのが狙い。さらにバイアンプ接続で各ユニットを個別にドライブ&コントロールできるのも魅力だ。

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そんな「SLATEFIBER(スレートファイバー)」の2ウェイセパレートモデル「PS165SF」を取り付けたデモカーとしてアルファードが用意されたので試聴を実施してきた。システムとしてはナビからの音声信号をパッシブネットワークに入力して、ツイーター/ミッドバスの2ウェイをドライブするというオーソドックスなもの。スピーカーのみの交換なのでエントリーユーザーにも手を出しやすいシステムアップだ。

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音楽再生が始まると真っ先に感じたのは低音の豊かさ。アップライトなポジションや内装の構造などもあってアルファードはフロントスピーカーの低音がややおとなしめな印象があるクルマ。しかし「PS165SF」を取り付けたデモカーはしっかりと低音に厚みもあって押し出し感も感じる。加えて高域のきめ細やかなニュアンスも好印象。上質感を感じさせる高域はサウンドの“格”をワンランク上げている。またドア/ツイーター純正位置が離れるミニバンならではのスピーカーロケーションにもかかわらず、低域から高域までのつながり感も良好だったのも心地良いサウンドの一因。価格帯を見ると手軽でエントリー~ミドルクラスのイメージが強いのだが、音を聴いてみると確実にハイファイサウンドの入り口に立てる高品位なサウンドに仕上がっていた。使い古された表現になってしまうが価格以上のサウンドをリアルに感じた試聴体験になった。

《土田康弘》

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