日田彦山線のBRT化は2023年春…愛称名は『BRTひこぼしライン』

宝珠山駅をモデルにした日田彦山線BRTのイメージ。JR九州では同BRTを「ご利用のお客さまや地域にお住まいの方にとって、さらに環境にも『やさしい』交通機関であるとともに、緑豊かな沿線のみらいを『やさしく』つなげるBRTを目指します」として、そのコンセプトを「ひと、地域、みらいにやさしい」に決定した。
  • 宝珠山駅をモデルにした日田彦山線BRTのイメージ。JR九州では同BRTを「ご利用のお客さまや地域にお住まいの方にとって、さらに環境にも『やさしい』交通機関であるとともに、緑豊かな沿線のみらいを『やさしく』つなげるBRTを目指します」として、そのコンセプトを「ひと、地域、みらいにやさしい」に決定した。
  • 日田彦山線BRTの路線図。全体の35%が専用道となる。
  • 日田彦山線BRTで使われる待合ブースのイメージ。駅サインやロゴとともに、緑豊かな地域を表すフォレストグリーンを基調とする。
  • 待合ブースとバスを組み合わせたイメージ。モデルは彦山駅。
  • 駅サインのイメージ。モデルは夜明駅。
  • 日田彦山線BRTのロゴ。
  • 沿線の山並をイメージした「やまなみ」、地域の星となるように未来に願いを込めた「ひこぼし」、日田彦山線のめがね橋をイメージした「めがね橋」を描き、「ともに輝く」という想いを込めたという。
  • 筑前岩屋駅構内(災害直後)

JR九州は5月27日、添田(そえだ)~夜明(日田)間の日田彦山線バス高速輸送システム(Bus Rapid Transit=BRT)の運行開始予定日を2023年夏に決定したと発表した。

日田彦山線添田~夜明間は2017年7月の九州北部豪雨で壊滅的な被害を受け、鉄道による復旧も視野に協議が続けられてきたが、2020年7月にはBRTによる復旧を正式に決定した。

路線の正式名称は日田彦山線BRTとなるが、愛称は「日田彦山線沿線の地域の想いを乗せ、未来に向け駆け抜けていく『日田“彦”山線の“星”』となるように」という願いを込めて『BRTひこぼしライン』と命名される。

日田彦山線BRTのロゴ。日田彦山線BRTのロゴ。

営業距離は約40kmで、このうち彦山駅(福岡県添田町)と宝珠山(ほうしゅやま)駅(福岡県東峰村)との間約14kmが専用道となる。

日田彦山線BRTの路線図。全体の35%が専用道となる。日田彦山線BRTの路線図。全体の35%が専用道となる。

 なお、導入車両やそのデザイン、時刻、駅の設置箇所などの詳細は、後日発表される。

待合ブースとバスを組み合わせたイメージ。モデルは彦山駅。待合ブースとバスを組み合わせたイメージ。モデルは彦山駅。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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