フォルクスワーゲン(Volkswagen)乗用車ブランドは1月12日、2021年の電動車(EVやプラグインハイブリッド車)の世界販売の結果を発表した。総販売台数は約36万9000台。前年実績に対して、73%増と伸びた。
全販売台数の約36万9000台のうち、EVは約26万3000台。前年実績に対して、97%増を達成している。プラグインハイブリッド車(PHV)は約10万6000台。前年実績に対して、33%増と好調だった。
最も人気のあるモデルは新世代EVの「ID.」シリーズの電動SUVの『ID.4』で、11万9650台を販売した。コンパクトEVの『ID.3』は、およそ7万6000台を売り上げた。『e-up!』は約4万1500台、現時点では中国専用車の『ID.6』は約1万8000台だった。
市場別では、中国が7万7100台のEVを販売し、前年比は437%増。このうち、ID.シリーズが7万台以上を占めた。米国では、およそ1万7000台のEVを販売。フォルクスワーゲン乗用車ブランド世界新車販売に占めるEVのシェアは、前年の4%から7.5%に上昇している。