国交省、大雨被災地域の早期復旧に向けて緊急支援

静岡県熱海市の土石流災害現場(7月4日)
  • 静岡県熱海市の土石流災害現場(7月4日)
  • 国直轄施工による緊急的な砂防工事の概要

国土交通省は7月20日、静岡県熱海市における土石流災害からの早期復旧に向け国直轄施工による緊急的な砂防工事を実施すると発表した。

7月1日からの大雨で、静岡県熱海市伊豆山逢初川で発生した土石流は、上流部の幅約100m、長さ約100mの斜面崩壊を発生源として約2km流下し、約130棟の建物に被害を与えた。

渓流内に堆積した不安定土砂が今後の降雨により二次災害が発生するおそれが極めて高い状況にあるため、これを防止し、地域住民の生活再建支援のため、速やかな復旧には無人化施工など、高度な技術が必要なため、国直轄施工による緊急的な砂防工事を実施することにした。

一方、国土交通省は7月1日からの大雨により被災した河川・道路の迅速な復旧を支援するため、災害査定を効率化する。災害復旧事業の災害査定について被害件数が多い地方公共団体で、被災現場に赴かずに書面により査定を行う対象を拡げ、地方公共団体の災害査定の迅速化を図る。対象区域は神奈川県、静岡県、愛知県。

《レスポンス編集部》

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