希少なクラシックカーが八ヶ岳山麓を駆けた…コッパディ小海2021

コッパディ小海2021
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長野県小海町にある小海リゾートシティ・リエックスを起点に、4月24日から25日にかけて「コッパディ小海」が行われ、希少なクラシックカー約70台が陽春の八ヶ岳山麓を駆け巡った。

法定速度を守りながら指定されたチェックポイントを通過していく、日本におけるクラシックカー・ラリーの草分け。1991年に始まり、昨年4月に30回目が開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い同11月に延期。しかしそれも再々延期されて2年ぶりの開催となった。コッパディ小海実行委員会の主催。

集まったのは、小型の欧州車を中心に約70台。戦前のレースで大活躍したグランプリカー、ブガッティ『タイプ35B』(1927年)や、かつてイギリスにあったスポーツカー・メーカーHRGの『1500』(1939年と思われる)といったヴィンテージカーが数台。シアタ『アミカ』(1950年)や『50S MM』(1950年)、チシタリア『202SCカブリオレ』(1947年)といったフィアット製コンポーネントを流用した小型スポーツカーなど、希少な車両ばかりだ。少数だが、スバル『ff1 1300G』(1970年)やマツダ『コスモスポーツ』(1969年)などの国産車も顔を見せた。

1日目は車両展示の後、1台ずつスタート。佐久穂町や立科町、原村、北杜市など八ヶ岳山麓にあるチェックポイントを巡って、夕方に約230kmのラリーを終了。2日目は敷地内でのヒルクライムを行った。「延期延期となってやっと開催でき、事故もなく無事に終えて良かったです」と実行委員長の井出勝彦さん。4、5台の故障脱落はあったものの、ドライバー&ナビゲーターたちは白樺林や牧場の広がる高原ドライブを存分に楽しんでいるようだった。

《嶽宮 三郎》

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