レンジローバー『イヴォーク』に3列シート7人乗りが設定されることが確実となった。LWB(ロングホイールベース)プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」が捉えた。
豪雪のフィンランド北部で捉えたプロトタイプは、ボディを厳重にカモフラージュ。おなじみのフロントマスクがみられるが、Bピラー後方に大きな違いがみられる。サイドショットからは長いリアドアが確認できるが、イヴォークらしさの象徴でもある傾斜したルーフと、上向きにスイープするベルトラインはキープされていることがわかる。
ベースモデルは、859mm(33.8インチ)の後部座席スペースを提供しているが、かなりタイトであり、イヴォークの弱点の1つと言われている。しかし、ホイールベースを延長することによりフットスペースを向上し3列シート化、メルセデスベンツ『GLB』に対する競争力を高めるはずだ。
ランドローバー レンジローバー LWB プロトタイプ(スクープ写真)
室内では、ランドローバー最新のステアリングホイールデザイン、デジタルゲージグラスタ、12.3インチのワイドスクリーン・インフォテイメントディスプレイ、及び、エアコン用第3のディスプレイを備えることになるだろう。
パワートレインは、最高出力249ps、最大トルク365Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンや、ディーゼルエンジン、最高出力309psを発揮する1.5リットル直列3気筒ターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドなどがキャリオーバーされる見込みだ。
イヴォークLWBのデビューは、2021年内と予想される。また欧州や北米市場への投入は確定しておらず、中国をはじめアジア市場への投入が優先されるという。日本市場への導入も期待できるか?