ドローンによる医薬品配送の実証実験を実施へ オートバックスなど

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  • 導入後:想定していなかった症例でも必要な医薬品をすぐに提供
  • 導入前:準備していた処方薬で対応できない場合は後日配送
  • 実証実験に参加する7者

オートバックスセブン子会社のエー・ディー・イーなど7者は、訪問医療時の突発的な医療品不足解消を目的に、大分県竹田市宮砥地区でドローンによる医薬品配送の実証実験を2月4日に実施する。

同地区は、現在地域医療の拠点となる診療所がなく、40km離れた大久保病院が週に1度訪問診療を行っている。訪問診療では事前に処方した医薬品を準備しているが、現地での診療の内容によって、想定していなかった医薬品が必要になる場合もある。その際、即日の処方ができず、後日配送になるといった、医薬品の迅速な処方が行えない状況が一部発生している。

今回の実証実験には、エー・ディー・イーをはじめ、大久保病院、オーイーシー、エアロジーラボ、ハイパーネットワーク社会研究所、大分県および大分県竹田市の7者が参加。ドローンによる医薬品の配送の実用化に向けた実証実験を行い、実用化されれば、離れた地域においても医薬品の即時配送が可能となり、慢性症例以外の症状への対処時間を短縮。地域医療の向上とともに、過疎山間地で拡大するへき地医療への負担軽減を図ることができる。

さらに実証実験の第2フェーズでは、山間地域や島しょ部などにおけるサービス提供を視野に入れ、エアロジーラボが開発する、日本初の120分以上・100km以上飛行可能な産業用ハイブリッド型ドローンを使用し、効果実証を進める予定。将来的には、災害発生時のような緊急の際に、避難所への医薬品配送などにも活用することで地域における防災力向上に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

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