デンソー、9-12月の売上・営業利益が四半期単位で過去最高…通期予想を上方修正

デンソー(参考画像)
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デンソーは2月2日、2020年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。第3四半期の好調を反映し、通期業績予想を売上収益4兆7400億円、営業利益1500億円に上方修正した。

新型コロナウイルス感染症の影響により世界的に経済が減速し、第1四半期に車両販売が大幅に減少したことから、第2四半期以降は販売が回復傾向にあるものの、売上収益は前年同期比9.9%減の3兆5086億円と減収になった。

営業利益は、緊急の止血施策やソフト開発ツール導入による研究開発の効率化などの体質変革を加速しているものの、新型コロナウイルス感染症の影響による操業度差損が大きく同59.0%減の666億円、税引前四半期利益は同49.9%減の991億円、四半期利益は同68.4%減の431億円となった。

しかし、第3四半期の3か月では、市場の回復による販売の増加や、合理化・体質変革が奏功し、四半期単位での売上収益と営業利益にて、いずれも過去最高となった。

これらを踏まえ、通期連結業績予想を上方修正。売上収益4兆7400億円(前回予測比+2000億円)、営業利益1500億円(同+500億円)、税引前利益1840億円(同+530億円)、純利益1120億円(同+370億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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