ダイムラーやボルボなど5社、水素燃料電池トラックの普及に向けて協力…「H2Accelerate」設立

メルセデスベンツの次世代燃料電池トラックコンセプト、GenH2トラック
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ダイムラー・トラック(Daimler Truck)は12月15日、ボルボグループ、イベコ、シェル、OMVと協力し、欧州での水素燃料電池トラックの普及に向けて、「H2Accelerate」を設立すると発表した。

ダイムラー・トラックは、CO2ニュートラル化に向けた活動を加速している。ダイムラー・トラックは2020年9月、大型燃料電池トラックを公開し、今後の実用テストを経て、2020年代後半に量産開始することを目標に掲げている。

すでに、ダイムラー・トラックとボルボグループは、燃料電池の量産に向けた合弁事業を設立することで合意に達した。両社は合弁事業を通して、大型車両やその他に適用する燃料電池システムの開発、生産と商用化を目指している。

ダイムラー・トラックは今回、ボルボグループ、イベコ、シェル、OMVと協力し、欧州での水素燃料電池トラックの普及に向けて、H2Accelerateを設立すると発表した。

水素燃料電池トラックの大規模な展開を実現することにより、ゼロカーボンの水素製造施設、大規模な水素分配システム、液体および気体水素の大容量の水素補給ステーションのネットワークなど、新しい産業が創出されることが予想されている。H2Accelerateの参加企業は、2020年代に共同で投資を行い、水素燃料電池トラックの普及を後押しすることで、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするというEUの目標に貢献できると見込む。

《森脇稔》

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