操るのはキアヌ・リーブス、RPG「サイバーパンク2077」にポルシェ 930ターボ 登場[フォトアルバム]

サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911
  • サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911

1990年台に出版された伝説的TRPG「サイバーパンク2.0.2.0.」を原作とする、サイバーパンクジャンルRPG『サイバーパンク2077』(PS4 / Xbox One / PC / Google Stadia)に、1977年式ポルシェ『911』930ターボが登場する。そこに秘められたストーリーとは……?

この作品でいうサイバーパンクは、企業による過剰な監視網の外で生きるアウトローのこと。『サイバーパンク2077』のプレイヤーは、このサイバーパンクの主人公V(ヴィー)になりきり、超巨大企業が徹底的に監視する2077年の巨大都市ナイトシティで、相棒のジャッキー・ウェルズといっしょに、危険なミッションを次々と遂行していく、というRPG。

ゲームに登場するのが、1977年式ポルシェ911の930ターボだ。しかも伝説のルマンレース時代の「911RSR」を彷彿させるデザインで魅惑のオーラを放つ。

930ターボを操るキャラクターがまたすごい。RPGのなかのジョニー・シルヴァーハンドを演じる、キアヌ・リーブスだ。リーブスが扮するジョニーは、2020年ごろに活躍した伝説バンド「SAMURAI」のフロントマンという設定。そしてジョニーの愛車が、RPG舞台の2077年からちょうど100年前、1977年に登場した930ターボというわけだ。

プレイヤーのVは、外見や武器防具、サイバーウェアを自由にカスタマイズしながら、やがて不老不死の鍵を握る謎めいたインプラント「Relic」を追う。そのRelicにデジタルゴーストとして人格を宿していたのリーブス扮するジュニーということで、プレイヤーは自ずと930ターボに遭遇することになる。

そこで気になるのが、930ターボをゲームストーリーに採用した意図だ。開発陣はこう語る。

超ロックで時代を超越した美学を持つポルシェ930ターボ

サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911「サイバーパンク2077 におけるジョニー・シルヴァーハンドとは、時代を象徴する人物だ。彼がどんな車に乗るかを本作のクリエーターたちが考えたとき、その答えはただひとつ。『クラシックな930型911ターボ』だった」

「個性的でカルト的人気を誇り、いまや世界中で親しまれているモデルだ。象徴的なシルエットを持ち、巨大なスポイラーや幅広のボディなどスポーティな特長を備えた、絶対的なクラシックカー」

「特にシルバー仕様は超ロックで、時代を超越した美学を持っており、それこそが『サイバーパンク2077』に採用された理由である」

「さらに、この車は別の意味でも象徴的である。サイバーパンク2077では、『古いものと未来的なものを混ぜ合わせて、独特のレトロフューチャーなスタイルをつくりだす』というコンセプトを掲げている。930ターボは、過ぎ去りし時代の遺物であるだけでなく、2077年のサイバーパンクの世界と現代の世界をつなぐ架け橋でもある」

ジョニーの愛車、ポルシェ930ターボに命を吹き込むクリエイティブ工程

サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911サイバーパンク2077 に登場するポルシェ911

実は作中のポルシェ930ターボ、2077年の警察は空飛ぶ車両を使用しているという設定から、フロントにLiDAR(ライダー)、空中から車両を識別するためのセンサーを装備する。車内にはモニター付きの電子ミラーも搭載する。

ジョニーの愛車をつくっていった CD PROJEKT REDのBernard Kowalczuk(シニア・コンセプトアーティスト)とJakub Przybolewski(シニア・ビークルアーティスト)は、930ターボのクラシックな形状はそのままに、このクルマがほかの車と混同されないようなユニークな要素を加えている。

Jakub Przybolewski は、写真をもとに形や大きさ、要素の相互位置などを再構成する「フォトグラメトリー」という特殊な技術を使い、ゲームに登場する930ターボの本体はわずか4枚の写真にもとづいて制作された。

まず、シンプルなモデルを作成し、ヘッドライトやエンジンなどの要素、インテリアのディテール、サスペンションなどを追加していく。基本モデルが完成したら、次はコンセプト段階で確立されたサイバーな要素、すなわちライダー、インテリアスクリーン、燃料ポート、未来的なナンバープレートなどを追加していく。これらの作業後、マッピング、塗装、パーソナライズが行われ、ジョニーのキャラクターに可能な限りマッチした車両を完成させた。

ジョニーのポルシェは、色そのものからも分かるように、彼自身の性格を色濃く反映している。たとえば、緑とカーキの色合いは、ジョニーの軍歴を、赤は伝説のバンド「SAMURAI」を、シルバーはジョニーを表している。

そして、その930ターボを彩るステッカーには、ジョニーのタトゥーのレプリカであったり、SAMURAIグループの名前をかたどっている。車体側面には特徴的な赤白のベルトが塗装され、伝説のルマンレースを含む耐久レース用の特別デザインポルシェ「911RSR」をイメージさせているという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集