ダイハツ、タント など35万台をリコール ドラムブレーキ自動調整機構に不具合

ダイハツ・タント(2018年)
  • ダイハツ・タント(2018年)
  • 改善箇所

ダイハツは10月15日、『タント』など19車種35万台について、リアブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、ダイハツ『ムーヴ』『キャスト』『ミライース』『タント』『ウェイク』『ムーヴキャンバス』『ハイゼットキャディー』『ブーン』『トール』、トヨタ『ピクシスエポック』『ピクシスジョイ』『ピクシスメガ』『パッソ』『ルーミー/タンク』、スバル『プレオ プラス』『ステラ』『シフォン』『ジャスティ』の19車種で、2017年10月10日から2018年5月18日に製造された35万3578台。

対象車両は、後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布設備の管理が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面のグリス塗布量が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、アジャスタボルトを点検し、固着しているものはストラットセットを良品に交換、固着していないものはネジ面を清掃し、グリスを塗布する。

不具合は636件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集