自動運転車を使ったエデュテイメント 大阪・万博記念公園で10月23日から

利用予定車両
  • 利用予定車両
  • 搭載ディスプレイ(イメージ)
  • スキーム

万博記念公園(大阪府吹田市)で10月23日から、自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービス実証「(仮称)EXPOオートライド&ガイド」が実施される。楽しみながら学べるエデュテイメント(エデュケーション+エンターテイメント)を移動体験型サービスとして提供する。

実証事業は、三井物産、パナソニック、凸版印刷、博報堂、西日本旅客鉄道(JR西日本)、万博記念公園マネジメント・パートナーズ(BMP)の6社が共同で実施する。

車両は国内外で走行実績のあるBOLDLYが提供する仏NAVYA製の小型自動運転EV『ARMA』だ。これにパナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載し、透過して見える公園や庭園の風景と、ディスプレイに映し出される対話型アバターや多言語対応型アバターによるガイダンス映像とを重ねる。

実証期間は10月23日から11月16日までの間の金、土、日、月、計16日。走行ルートはパビリオンルートと日本庭園ルートの2ルートが設定されている。実施各日に同日分の整理券を配布予定。

パビリオンルートは、1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら、対話型アバターにより、50年間の進歩と調和の変遷、そして2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントモビリティだ。乗車時間は約20分。運行日は10月23~26日、11月6~9日。

日本庭園ルートは公園内の日本庭園を題材とし、多言語対応型アバターにより、その背景にある歴史や文化を、ストーリー性あるガイダンスで楽しく学べるエデュテイメントモビリティとなる。乗車時間は約30分。運行日は10月30日~11月2日、13~16日。

この実証により、1970年万博や万博記念公園の持つ魅力や潜在価値を引き出し、万博記念公園の活性化を検証し、本サービスの実装をめざす。また、2025年大阪・関西万博の機運醸成に寄与することも意図する。

この企画は当初、今年50周年となる1970年万博の開催期間に合わせ9月に実施予定だったが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期された。そして1970年万博の終了翌日となる9月14日に、正式発表された。詳細は今後発表予定だ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集