キャデラック CT5 に2021年型、5シリーズ や Eクラス 対抗モデル…今秋米国発売へ

新開発のデジタルコックピットを搭載

部分自動運転の「スーパークルーズ」が最新版に

3.0リットルV6ツインターボは最大出力335hp

キャデラック CT5
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キャデラックは9月10日、『CT5』(Cadillac CT5)の2021年モデルを発表した。今秋、米国市場で発売される予定だ。

CT5は2019年春、米国で開催されたニューヨークモーターショー2019でワールドプレミアされた。キャデラック『CT6』の下に位置するセダンだ。CT6やSUVの『XT5』、『XT4』に続いて、キャデラックブランドの新たなデザイン言語が導入された。ライバルには、BMW『5シリーズ』やメルセデスベンツ『Eクラス』、アウディ『A6』などを想定している。

新開発のデジタルコックピットを搭載

2021年モデルでは、ドライバー正面に高精細の12インチの新開発デジタルコックピットが搭載された。エンジン回転数や速度、水温、油温、電圧、外気温、燃費などの情報を、わかりやすく表示する。

2021年モデルのインフォテインメントシステムには、ワイヤレスのApple 「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」を採用する。最新のSiriusXMは、多くのライブチャンネルやオンデマンドプログラミングの選択肢を提供する。センターコンソールにある回転式のインフォテインメント操作スイッチは、ジョグ機能を追加して、インフォテインメント画面の操作性を引き上げている。キャデラック CT5キャデラック CT5

部分自動運転の「スーパークルーズ」が最新版に

2021年モデルには、部分的な自動運転を可能にする「スーパークルーズ」をオプションで設定した。スーパークルーズは、最新の地図情報データベース、ライダー(LiDAR)、高精度GPS、最新のドライバーアテンションシステム、カメラとレーダーセンサーのネットワークを組み合わせたもの。緊急時には、車載テレマティクスサービスの「オンスター」と連動する機能も備えており、米国とカナダのおよそ32万kmを超える高速道路で、ハンズフリー走行を可能にする。ドライバーアテンションシステムは、ドライバーが交通状況に注意を払う必要がある場合、警告を発する。

スーパークルーズのドライバーアテンションシステムは、ドライバーの車両コントロールを支援する。走行方向に注意を向ける必要がある場合、警告を発して知らせてくれる。ドライバーは、スーパークルーズを使用している間、常に注意を払い、いつでもマニュアル運転に戻れるよう準備しておく必要がある。

ドライバーの認識技術には、「セーフティアラートシート」とズームとチルト調整を備えた最新世代のリアカメラミラーが含まれる。この他、フォワードコリジョン警告、自動緊急ブレーキ、前方歩行者ブレーキが標準装備される。アドバンストアダプティブクルーズコントロール、エンハンストフォワード自動緊急ブレーキ、ブレーキ付き自動パーキングアシスト、レコーダー付きHDサラウンドビジョン、リア歩行者検知および警告、リバースオートブレーキなどがオプション設定されている。

2021年モデルでは、「レーンチェンジオンデマンド」機能を備えた「エンハンストスーパークルーズ」が、2021年初頭から「プレミアムラグジュアリー」グレードにオプション設定される。これにより、ハンズフリーのドライバーアシスタンスシステムの実用性を、さらに高めているという。キャデラック CT5キャデラック CT5

この他、2021年モデルには、安全テクノロジーとして、「バックルtoドライブ」機能を標準装備した。運転席のシートベルトが装着されていない場合、シフトレバーをPレンジから動かせないようにする。20歳以下の若い世代が、安全な運転習慣を身に付けるのに役立つシステムも含まれている。

3.0リットルV6ツインターボは最大出力335hp

CT5は、「アルファ」と呼ばれるプラットフォームの最新版をベースに開発された。エンジンには、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボと3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボが設定される。

気筒休止システムを採用しており、駆動方式はFRと4WDが選択可能だ。トランスミッションは10速ATを組み合わせた。2種類のエンジンのうち、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力335hp、最大トルク55.3kgmを獲得している。

《森脇稔》

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