アバルト 595 にMotoGP「モンスター・エナジー・ヤマハ」仕様[動画]

MotoGP参戦中のヤマハYZR-M1のカラーリングに着想

1.4ターボは最大出力165hp

アバルト・テレメトリー・システム

アバルト 595 モンスター・エナジー・ヤマハ
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フィアットの高性能車部門のアバルトは8月28日、アバルト『595モンスター・エナジー・ヤマハ』(Abarth 595 Monster Energy Yamaha)を欧州で発表した。

アバルト595モンスター・エナジー・ヤマハは、とくに若い顧客やモータースポーツファン向けに開発されたスペシャルシリーズだ。この新しいスペシャルシリーズは、2015年から続いているアバルトとヤマハの2つのブランドのパートナーシップを祝福する。アバルトとヤマハは、パフォーマンス、レース、テクノロジー、エンターテインメントという共通の価値観を持つ。アバルト595モンスター・エナジー・ヤマハは、限定2000台が生産される。

MotoGP参戦中のヤマハYZR-M1のカラーリングに着想

外観は世界最高峰の二輪レース、「MotoGP」の2020年シーズンに参戦している「モンスター・エナジー・ヤマハ」チームのヤマハ『YZR-M1』のカラーリングからインスピレーションを得た。ブルーとブラックの2色のカラーリングが特長だ。ボンネットを境に、上側をブラック、下側をブルーで仕上げた。17インチのアルミホイールは、フォーミュラブラック塗装とした。

ボンネットやリアフェンダーには、モンスター・エナジーの「爪」が添えられる。これは、アバルトとモンスター・エナジーの新しいコラボレーションのサインであり、新しいスペシャルシリーズのイメージの「エネルギーブースト」を表現しているという。ドアミラーやドアハンドル、ウインドウ周りは、タールコールドグレーで仕上げられた。アバルト 595 モンスター・エナジー・ヤマハアバルト 595 モンスター・エナジー・ヤマハ

インテリアでは、特別にブルーで仕上げた新しいアバルトスポーツシートを装備した。ヘッドレストには、「Monster Energy Yamaha MotoGP」のロゴが添えられる。このアバルトスポーツシートには、青いアクセントが入る。限定車を示すシリアルナンバープレートは、センタートンネルに配されている。

1.4ターボは最大出力165hp

アバルト595モンスター・エナジー・ヤマハのパワートレインには、1.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、大容量のギャレット製ターボチャージャーを装着した。圧縮比は9:1で、燃焼室の温度も最適化された。「レコード モンツァ」のアクティブエキゾーストシステムが装着される。

これらのチューニングにより、最大出力165hp、最大トルク23.5kgmを獲得する。23.5kgmの最大トルクは、2250rpmの低回転域で引き出される。0~100km/h加速は7.3秒、最高速は218km/hだ。80km/hから120km/hの中間加速は、7.8秒となる。

トランスミッションは、マニュアルトランスミッションを基本に、パドルシフトを備えた「アバルトロボットシーケンシャルトランスミッション」が選択できる。1.4 リットルの「Tジェット」エンジンは、欧州の排出ガス基準の「Euro6D TEMP」に適合している。アバルト 595 モンスター・エナジー・ヤマハアバルト 595 モンスター・エナジー・ヤマハ

アバルト・テレメトリー・システム

アバルト用に特別に設計されたブレーキシステムには、フロント284mm、リア240mmのベンチレーションディスクが採用された。Koni製のリアサスペンションが標準装備されている。「FSC(Frequency Selective Damping)」テクノロジーにより、路面のホールド性、操作性、安定性を引き上げているという。

アバルト595モンスター・エナジー・ヤマハには、レーシングカーにインスパイアされたフラットボトムステアリングホイールを装備した。このステアリングホイールリムの上部には、センタリングストライプが配される。「スポーツ」ボタンを押すと、最大トルク、パワーステアリングシステムの特性、スロットルレスポンスが変化する。

Appleの 「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」を備えた7インチの「HD Uconnect」を標準装備した。Apple「iOS」とグーグル「Android」向けのスマートフォンミラーリングソリューションも、標準採用されている。「アバルト・テレメトリー・システム」が組み込まれており、ドライバーがサーキットなどで、パフォーマンスを測定できる。起動時には、画面に「Monster Energy Yamaha MotoGP」のロゴが表示される専用のスプラッシュスクリーンが導入されている。

《森脇稔》

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