「ポスト安倍」世論調査1位は石破氏、自民党内は菅氏“本命”[新聞ウォッチ]

辞任の意向を表明した安倍首相(8月28日)
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

先週の8月28日、安倍晋三首相が、持病の潰瘍性大腸炎再発により職務継続は困難と判断、突如辞任の意向を表明したことで、政局は「ポスト安倍」に向けて一気に動き出したようだ。

きょうの各紙も新型コロナウイルスの目立った記事はなく、「安倍首相退任表明」に関連した話題が際立つ。中でも、菅義偉官房長官が後継を選ぶ自民党総裁選に向けて出馬する意向を固めたことで、「一強の果てに、安倍政権7年8か月、株価重視生活上向かず」とのタイトルの東京を除く、各紙が1面トップで掲載。9月14日にも実施する両院議員総会での総裁選では菅氏を軸に展開するとみられている。

そんな中、きょうの日経と共同通信が「次の首相にふさわしい人」についての緊急世論調査を実施したところ、両調査とも石破茂自民党元幹事長が大差で1位に選ばれた。2位は日経が河野太郎防衛相、3位が小泉進次郎環境相、4位が菅氏と続く一方で、共同通信では菅氏が2位、3位は河野氏、4位が小泉氏。安倍首相らが支援する岸田文雄政調会長は両調査とも5位だった。

新総裁の任期は安倍首相の残り任期の2021年9月末までとなり、17日に臨時国会を召集して新首相を選出し、新内閣を発足させる方向で検討されている。立候補者の顔ぶれをみれば、どんぐりの背比べのようにも思われるが、ただ、自民党内では政策の継続性から菅氏が「本命」との見方が強まっているようだ。

2020年8月31日付

●日豪印が製品供給網、近く共同声明、中国依存を軽減(読売・1面)

●社説、EVの普及、世界を見据えた戦略描きたい (読売・3面)

●「ヤリス」SUVトヨタ、きょう発売(読売・4面)

●失速アベノミックス口にせず幕 (朝日・1面)

●としまえん思い出ありがとう、きょう94年の歴史に幕 (朝日・17面)

●航空各社国内線9月減便拡大、コロナ再燃、需要戻らず (産経・5面)

●次の首相、石破氏1位34%、菅氏14%、河野氏13%共同通信調査 (東京・3面)

●新首相選出来月17日にも、自民方針、菅氏が出馬検討 (日経・1面)

●夏の常識コロナが変えた、旅行は近場、庭でキャンプ (日経・35面)

《福田俊之》

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