フェラーリの純利益は95%減、新型コロナの影響 2020年第2四半期決算

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フェラーリ(Ferrari)は8月3日、2020年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は5億7100万ユーロ(約713億円)。前年同期の9億8400万ユーロに対して、42%減と2年ぶりに減少した。

また、第2四半期の純利益は、900万ユーロ(約11億円)。前年同期の1億8400万ユーロに対して、95%減と大幅な減益となった。

大幅な減益となった要因は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大だ。工場の生産休止や、ロックダウンによるディーラーの営業休止などが、第2四半期の業績に大きな影響を与えた。

総売上高の5億7100万ユーロのうち、本業の自動車および補修パーツが、4億5000万ユーロ。前年同期比は、41%減とマイナスに転じた。ブランドライセンス事業の売上は、8300万ユーロ。前年同期比は37%減と後退している。

フェラーリは2020年通期(1~12月)の業績予想について、34億ユーロ以上の売上を見込む。5月の段階での最大36億ユーロから、下方修正している。

《森脇稔》

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