FCAフィアット・クライスラー、新型コロナの影響で赤字転落 2020年第2四半期決算

FCAのアメリカ、オーバーンヒルズ本社
  • FCAのアメリカ、オーバーンヒルズ本社
  • FCAのイタリア、トリノ本社

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月31日、2020年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、第2四半期の売上高は117億0700万ユーロ(約1兆4597億円)。前年同期の267億4100万ユーロに対して、56.2%減と2年連続のマイナスとなった。

また、第2四半期の最終損益は、10億4800万ユーロ(約1306億円)の赤字。前年同期の9億2800万ユーロの黒字に対して、赤字に転落している。

赤字決算となった要因は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による部分が大きい。工場の生産休止や、ロックダウンによるディーラーの営業休止など影響を受けている。

FCAのマイク・マンリーCEOは、「現在工場は稼働しており、ディーラーはショールームとオンラインで販売している。計画を進めるための柔軟性と財務力もある」と述べている。

《森脇稔》

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