ダイムラーが2年連続の赤字、新型コロナが影響 2020年第2四半期決算

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ダイムラー(Daimler)は7月23日、2020年第2四半期(4~6月)の決算(確定値)を発表した。

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の第2四半期の売上高は、302億ユーロ(約3兆7363億円)。前年同期の427億ユーロに対して、29.3%減と2年ぶりに減少した。

また、第2四半期の最終損益は、19億0600万ユーロ(約2358億円)の赤字。前年同期は12億4200万ユーロの赤字で、2年連続の赤字を計上した。

赤字となった要因は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による部分が大きい。2020年3~5月にかけて、工場での生産を一時的に停止した影響を受けた。

ダイムラーとメルセデスベンツの取締役会のオラ・ケレニウス会長は、「前例のない新型コロナウイルスの感染拡大により、厳しい業績となった。現在、販売回復の兆候が見られており、メルセデスベンツの乗用車では、トップエンドモデルと電動車両への需要が強い」と述べている。

《森脇稔》

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