フォルクスワーゲン(VW)の7人乗り大型ミニバンである『シャラン』は、ガソリンエンジンの他にクリーンディーゼルエンジンも搭載するなど、多くの人数や荷物を運ぶミニバンにもってこいのラインナップとなっている。
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4年ぶり新型へ…エントリーグレード設定で360万円から
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、7人乗りの大型ミニバン『シャラン』を4年ぶりにモデルチェンジして、9月15日から販売を開始した。
今回のモデルチェンジでは、従来の「コンフォートライン」「ハイライン」に加えて、エントリーモデルの「トレンドライン」を新たに設定。360万円という戦略価格で身近な輸入ミニバンとして販売拡大を狙う。その他の価格はコンフォートラインが394万円、最上級グレードのハイラインが463万円。
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【試乗】プラットフォームに古さを感じるがパッケージングはさすが…青山尚暉
2011年の日本導入から4年、VWの7人乗り大型ミニバンの『シャラン』が新しくなった。
マイナーチェンジの主な内容はまず、自動ブレーキを含む先進安全装備を全グレードに装備したこと。そしてこれまでの「コンフォートライン」、「ハイライン」に加え、エントリーグレードとして360万円の「トレンドライン」を新設定。これで『オデッセイ・アブソルートEX』並みのスタートプライスになった。
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EUとは違う日本のディーゼル市場…ゴルフ ファミリーにTDIモデルを投入する理由
20日、フォルクスワーゲンは『ゴルフ』ファミリーにクリーンディーゼルエンジン、TDIを搭載したモデルを10月から発売すると発表した。TDIが搭載されるのはゴルフハッチバック、ヴァリアント、『シャラン』の3車種。
環境性能基準、クリーンエコへの声が高まるなか、ガソリンやディーゼルエンジンに対する風当たりが強い。カリフォルニアではテスラモデル3の影響で、新車登録台数でピュアEVがHVを上回ったという報道もある。
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一部仕様変更 ナビ標準化など
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、7人乗りミニバン『ゴルフトゥーラン』『シャラン』とコンパクトSUV『ティグアン』の一部グレードにて、仕様を変更して10月1日より発売した。
今回の仕様変更は、ゴルフトゥーランとティグアンに純正インフォテイメントシステム「ディスカバープロ」を、シャランに純正ナビゲーションシステム「716SDCW」を一部グレードに標準装備。利便性の向上を図った。
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【TDI 試乗】フル乗車で輝くディーゼル、骨格の古さは致し方なし…中村孝仁
本国デビューから9年目のシャラン
現行の『シャラン』がデビューしたのは、日本市場では2011年のこと。もっとも本国での発表発売はそれを1年さかのぼる。つまりすでに今年で9年目を迎えたある意味モデル末期のクルマだ。
古いと言っても細かいアジャストを施しながら今日まで来ているわけで、基本構造そのものは古いのだが、そもそもミニバンに何を求めるか?という点になるとそれは快適性であったり、安全性であったり、機能性であったりするわけで、決して運動性能を特に求めるようなクルマではないから、必ずしも最新の骨格であったり、駆動システムの技術が必要だというわけではない。
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シャランが移動オフィスに、新型コロナでのテレワークを支援
フォルクスワーゲンは4月15日、ミニバンの『シャラン』(Volkswagen Sharan)の欧州仕様車が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響によるテレワークを支援する移動オフィスになる、と発表した。
欧州では現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人々が自宅で仕事をしている。しかし、在宅勤務は、仕事に集中できない場合もある。フォルクスワーゲンによると、シャランの室内は、集中して仕事を行うための最良のソリューションになる可能性があるという。
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【TDI 試乗】貴重な輸入ディーゼルミニバン、その実力は…渡辺陽一郎
クルマの選択肢は、日本車、輸入車を取り混ぜて豊富だが、クリーンディーゼルエンジンを搭載するミニバンは少ない。日本車では三菱『デリカD:5』とトヨタ『グランエース』だけだ。
そしてミニバンは海外では少数派だから、輸入車も限られる。その意味でVW(フォルクスワーゲン)『シャランTDI』は、ディーゼルを搭載する貴重な輸入ミニバンだ。