[プロショップ訪問]カーオーディオの融合をスマートに実現…サウンドステーション ジパング

【プロショップ探訪記】サウンドステーション ジパング(鳥取県)カーオーディオの融合をスマートに実現。ユーザーのマインドを魅了する端正な音創り。「コンペ」で得た経験をユーザーにフィードバック!
  • 【プロショップ探訪記】サウンドステーション ジパング(鳥取県)カーオーディオの融合をスマートに実現。ユーザーのマインドを魅了する端正な音創り。「コンペ」で得た経験をユーザーにフィードバック!
  • 店内スペース
  • シアタールーム
  • ジパング代表 道祖尾氏
  • 広々としたピットスペース
  • 木工室
  • 代表の道祖尾氏(右)とインストーラーの瀧口氏(左)
  • デモカーのBMW M4

倉吉市に専門ショップを構えるサウンドステーション ジパングをご紹介しよう。大阪から中国自動車道を走り落合JCT(岡山県)を鳥取方面へ、北条倉吉道路/北栄インターチェンジを降り東へ約10分(5.6km)とアクセス良好で閑静な市街地の一角にお店がある。

代表を務める代表の道祖尾(さいのお)裕二さんとは10年以上のお付き合いで同ウェブ記事ほか、大阪オートメッセ、全国各地のイベントで接することがあり、そこで出会う作品(サウンドカー)はクオリティーと使い勝手の良さを考慮した同店ならではの工夫が施されている。もちろんユーザーの希望ありきで純正ベースのセットアップから意匠を凝らすカスタムインストールまで幅広く実現してくれるのだ。道祖尾さんは学生のころからホームオーディオと並んでクルマが大好きということもあって卒業後は大手ディーラーに就職。整備士、営業とフロントマンとマルチにこなしたという。

のちカスタムオーディオのインストールを学び1999年、ジパングをオープンさせた。当初はドレスアップのブームということでルックス重視の要望が多かったようだが流行だけでなく、サウンドクオリティーと映像(DVDビデオ)に対しても関心を深め相互的なシステム作りに注力する。またDSP(デジタルシグナルプロセッサー)の調整を前向きに取り組んだ。

20世紀末というとカーオーディオの市場は大きな変革期に突入する。アクティブに音の設定(調整)が出来るDSPを用いることでリスニング環境を大幅に改善できるようになる。これらの先駆けはパイオニア、アルパイン、ソニーなどメイドインジャパンのブランドだ。同店はパイオニア主催「パイオニアカーサウンドコンテストにエントリー。第18回(2014年)【カロッツェリアX・システムクラス】ディーラーデモカー部門で会心作のBMW535iが優勝の栄冠に輝く。このイベント以降、ハイエンドカーオーディオコンテスト、四国のカーエキサイトジャム、まいど大阪・車音祭ほか全国のイベントに参加。また道祖尾さん自身がコンペの審査員を務めたりイベントスタッフとして参画することもあるという。

さて近年のカーオーディオの流れやユーザーからの要望を訊いてみた。昔と比べカーオーディオは難しい、と思っているユーザーの声が多いという。とくに高級車にお乗りのユーザーから、手軽な音質アップはできますか...という相談も増えている。電子制御化が進み自動車メーカーが意図するインターフェース網で機器系統を統一管理。ますます合理性と安全性を目指す時代となってきた。現状を諦めるのではなく、プロショップの技術、車両解析、取り付けノウハウ、経験値における実績もプロショップならではの貴重なスキルである。ゆえに心配無用と断言しておこう。

最後にデモカーをかいつまんでご紹介したい。写真のBMW M4はハイエンド仕様でハイレゾ音源を端正に鳴らす。(写真は現状一部変更あり)。一方、最新車両のアルファードはディスプレイオーディオから一歩二歩、先へ進んだ仕様となっていて、You Tubeなどの動画再生がオンタイム楽しめるカロッツェリア・サイバー(ラージサイズ)ナビ搭載とザプコの新鋭機、HDオーディオプレーヤーHDSP-Z16Vを導入。2台のデモカーの詳細は問い合わせていただきたい。なお試聴は要予約となっている。

カーオーディオは、ただ取り付けました...では成り立たない世界。基本を押さえた取り付けと工夫。そして最終音調整はプロの領域。コンペティションを得た経験と実績をユーザーにフィードバック。あるときはコツコツと小さいことの積み重ねも大切だという。代表の道祖尾さん、インストーラーの瀧口さんが腕をふるってくれるので音のことや取り付けで迷ったら まずは相談してほしい。専門店は敷居が高いというイメージを持つ人もいるだろうが、そうではなくユーザー目線でベストなプランを提案してくれる。

《永松巌》

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