県境またぐ移動解除初の週末、江ノ島などの観光地の人出急増[新聞ウォッチ]

6月19日、東京都内 《Photo by Carl Court/Getty Images)》
  • 6月19日、東京都内 《Photo by Carl Court/Getty Images)》
  • 6月10日、鉄道博物館(さいたま市) 《Photo by Takashi Aoyama/Getty Images》

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

この週末は久々にカーラジオからも行楽地を結ぶ東名高速や関越道などでの渋滞情報がひんぱんに流れて、ハンドルを握っていると「新たな日常」というよりも「いつもの日常」にもどったように感じた人も少なくないだろう。

新型コロナウイルス対策の緩和に伴い、都道府県境をまたぐ移動自粛要請が全面解除されて初の週末は、全国の観光地で人出が増加したという。

KDDI(au)が6月20日の観光地での人出を調査したもので、きょうの産経や東京などが取り上げている。それによると、調査対象の23地点全てで前年同月の休日平均に対する減少率が13日より小さくなったり、減少から増加に転じたりしたという。

このうち、人出が前年同月を超える水準まで伸びたのは長崎市の観光通りや広島市の本通り、愛媛県の道後温泉など6地点。他の17地点は回復したものの、1年前との比較では最大6割の大幅減となるなど差が大きく「観光に出掛ける動きと、遠方への外出に慎重な姿勢の双方がうかがえる」と伝えている。

また、この一週間の変化が最も大きかったのは、神奈川県の江の島で、6月20日の人出は前年同月比6.0%増となり、62.7%減だった前週から一気に68.7ポイントも上昇したという。江の島以外でも三重県の伊勢神宮、淡路島の明石海峡大橋なども人出が急増したそうだ。経済活動を優先して県境をまたぐ移動が解除されると、人出が増加するのは当然のことだが、「第2波」への万全な備えが課題となっている。

2020年6月22日付

●日航社員大半コロナ「支援金」最大15万円(読売・4面)

●テレワーク経験働く意識変化、内閣府1万人調査(朝日・2面)

●ゴーン被告「逃亡劇」詳細明らかに(産経・11面)

●週末の観光地人出増、移動解禁後(産経・23面)

●社説、危険運転致死傷、時速146キロで不適用か(東京・5面)

●フィンテックのシンカ、トヨタ系と決済協業、85億円調達し技術供与(日経・5面)

●復興象徴の橋つながる、宮城・気仙沼で記念式典(日経・34面)

《福田俊之》

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