アイディアは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により遅延していた国内生産工場の操業を開始。量産第1号モデルとなる屋根付き三輪電動スクーター『AAカーゴ』を6月15日に発売する。
アイディアは、2019年東京モーターショーで誕生した、日本の新しいモビリティブランドだ。前身は1996年に創設されたイタリアのバイクメーカー「ADIVA」。開閉式ルーフや大型リアボックス、オーディオシステムを装備するスクーター『アディバ150』などで注目を集めた。
AAカーゴは4kWhの大容量バッテリーを搭載し、最大走行距離80kmを実現する。EVの国際規格であるJ1772ソケットにより、全国約1万5000か所にある四輪車用200V普通充電器が使用可能。自宅に200Vコンセントを設置すれば、104円でフル充電できる。
大径13インチホイールを前後に装着した独自の三輪構造で、段差や悪路でも安定した走行を実現する。フロントスクリーンとルーフを装備し、冷たい雨や厳しい日差しからライダーを保護。ウォッシャー機能付きワイパーを備え、雨天でも良好な視界を確保する。また、さまざまな用途に対応する、大型でフラットな荷台(荷かけフックつき)を装備。ホンダジャイロ用など、一般的に販売されているボックスを取り付けることができる。
価格はAAカーゴα4(原付一種)が87万7800円、AAカーゴβ4(原付二種)が90万0900円。