米ホンダ、フェイスシールドの出荷を開始…3Dプリンターで製造

米国のホンダの工場で生産されているフェイスシールド
  • 米国のホンダの工場で生産されているフェイスシールド

ホンダ(Honda)の米国部門のアメリカンホンダは5月21日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と戦う医療従事者向けに、米国のホンダの工場で生産されたフェイスシールドの出荷を開始した、と発表した。

アメリカンホンダはサプライヤーと協力し、従業員のスキルを活用しながら、米国内の5つの工場でフェイスシールドを生産している。3Dプリンターを使用して、フェイスシールドの部品を製造すると同時に、ホンダの多くのエンジニアが工夫を凝らして、通常はホンダ車の部品製造に用いられる射出成形技術を使用して、フェイスシールドフレームを生産する新しい方法を開発した。

アメリカンホンダは、フェイスシールドの生産プロジェクトに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に関連する問題に対処するために、人工呼吸器向けの部品の組み立てなどの取り組みを進めている。

さらに、北米の従業員が社会的距離を維持しながら、新型コロナウイルスの感染拡大によって困っている人々に対して、マスクや消毒液など20万アイテムを支援している。

アメリカンホンダは、従業員の工夫と施設を活用して、フェイスシールドを製造した。この前例のない困難な時期に、全員が団結している、としている。

《森脇稔》

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