ホンダは5月12日、2020年3月期(2019年4月~2020年3月)の連結決算を発表。為替や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う影響などにより、2期連続の減益となった。
売上収益は前期比6.0%減の14兆9310億円。金融サービス事業における増加などはあったものの、四輪事業における減少や為替換算による減少が影響し、3期ぶりの減収となった。営業利益は、コストダウン効果や販売費および一般管理費の減少などにより二輪事業では増益となったものの、全体では売上変動および構成差に伴う利益減などにより、同12.8%減の6336億円。2期連続の減益となった。ただし、為替影響や一過性影響、新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響などを除くと、前期に比べ1008億円の増益となる。税引前利益は、同19.3%減の7899億円。純利益は同25.3%減の4557億円となった。
2019年3月期のグループ販売台数は四輪が同10.0%減の479万台。二輪は同4.4%減の1934万台となった。
なお今期の業績見通しについては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響を現時点で合理的に算定することが困難なことから未定としている。