【INDYCAR】コロナ禍による日程変更、刻々と…5月末のデトロイト連戦は消えるも、予定レース総数が15に拡大

2020年2月、合同テスト時の#30 佐藤琢磨。
  • 2020年2月、合同テスト時の#30 佐藤琢磨。
  • 2020年2月に開催された合同テストの模様。
  • 2020年2月に開催された合同テストの模様。
  • 2020年2月に開催された合同テストの模様。
  • アイオワ戦は今季、ダブルヘッダーになる(写真は2019年のアイオワ戦)。
  • ラグナ・セカ戦もダブルヘッダーに(写真は2019年のラグナ・セカ戦)。
  • インディアナポリスは10月にロードコース戦の「Race 2」を実施する(写真は2019年のインディアナポリス・ロードコース戦)。

佐藤琢磨が参戦する北米最高峰のオープンホイールカテゴリー「NTTインディカー・シリーズ」は6日、今季の日程を11日ぶりに更新した。5月末のデトロイト連戦がキャンセルとなるも、予定レース総数は15へと増えている。

欧米のモータースポーツ主要戦線における新型コロナウイルス問題の影響を受けてのカレンダー変更、それらが“一旦”は落ち着くかとも思えたここ数日だったが、やはり状況は常に動き続けているようだ。インディカー・シリーズが、3月26日にインディ500の8月への延期を伴う変更を発表して以来となるアップデートを行なった。シリーズとして11日ぶりという間隔が少し長く思えるのは、感覚の麻痺かもしれない(以下、日程はすべて決勝日ベース)。

前回の発表では、5月30~31日のデトロイト連戦(ダブルヘッダー)からシーズンが始まる予定となっていた。しかしながら、この2戦は今回キャンセル扱いとなり、6月6日のテキサス・モーター・スピードウェイ戦が現段階での開幕戦に繰り上がっている(テキサス・モーター・スピードウェイ戦の日程自体は動いていない)。

デトロイトの2戦が消えただけなら、予定レース総数は前回発表時の14から12へと減る。だが、今回の発表で新たに3つのレースが加わり、予定レース総数は15へと増えることになった。アイオワ戦とラグナ・セカ戦がダブルヘッダー化され、さらには聖地インディアナポリスでの年間3戦目となるレース(ロードコース Race 2)が10月にラインアップされたためだ。

■2020年NTTインディカー・シリーズ日程(4月6日発表、日付は決勝日)
6月6日 テキサス・モーター・スピードウェイ
6月21日 ロードアメリカ
6月27日 リッチモンド・レースウェイ
7月4日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース Race 1)
7月12日 ストリート・オブ・トロント
7月17日 アイオワ・スピードウェイ(Race 1)
7月18日 アイオワ・スピードウェイ(Race 2)
8月9日 ミッドオハイオ・スポーツカー・コース
8月23日 第104回インディアナポリス500マイルレース
8月30日 ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイ
9月13日 ポートランド・インターナショナル・レースウェイ
9月19日 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(Race 1)
9月20日 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(Race 2)
10月3日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース Race 2)
日程未定 ストリート・オブ・セント・ピーターズバーグ

9月閉幕のイメージがあるインディカーだが、これで10月への延長を明確に決めた格好になる。インディアナポリスでロード2戦とインディ500(オーバル使用)の計3レースを、しかもそれぞれが離れた日程で開催するというのは極めて異例の措置。

もちろん、このカレンダーを遂行できるかどうかも、当然のことながらまったく分からない状況である。ただ、いずれにしても今季が開幕した場合、例年以上の過密日程傾向となることは必至のようだ。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集