まだあったMCショー発表の隠し球!今度はカワサキ Z900RSカフェ で“角ゼット”の「Z1-R」

ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」
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  • Z900RS/CAFE用スチールインナータンク
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2017年12月に登場して以来、小型二輪車(251cc以上)年間販売台数でカワサキを2年連続(2018-19年)首位に押し上げる大ヒットモデル、カワサキ『Z900RS』。

独走を止めようと、ホンダも1979年発売のCB750Fスペンサーカラー(銀×青)を再現した『CB-Fコンセプト』(発売未定)を発表し、ZvsCB対決が再燃する予感だが、「ドレミコレクション」(本社:岡山県倉敷市)はZ900RSのさらなる可能性を提案してきた。今度は『Z900RSカフェ』をベースにした『Z1-R』レプリカだ。

中止となったモーターサイクルショーで、『GPZ900R』を再現した“似ニンジャ”を発表しようとしていた同ショップ。その全貌はここですでにお伝えしたとおりが、隠し球がまだあった。

ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」
Z1-Rといえば、1978年に発売した元祖“角ゼット”。大人気のカワサキ空冷Zシリーズだが、1972年発売の「900Super4 Z1」以来、「Z900」や「Z1000」らはタンクをはじめ外装が丸みを帯びているが、78年のZ1-R以降、Z1000MK-IIやZ750FXは一変してエッジの効いた直線基調のタンクやシートカウルとなった。Zファンの間では、こちら角派も数多いのだ。

カフェレーサーブームの中にデビューしたZ1-Rはトレンドを反映し、ビキニカウルを備えているのが大きな特徴。唯一無二のスタイルで、今なお人気が高い。

Z900RS/CAFE用スチールインナータンクZ900RS/CAFE用スチールインナータンク
ドレミコレクションでは“似ニンジャ”同様、独自開発のインナータンク(6-7月発売予定)で手軽な“着せ替え”を提案している。車検対応のスチール製タンクの上に樹脂製カバーを被せ、オーナーの好みに合わせた外観を手に入れて欲しいというものだ。

Z900RS/CAFE用スチールインナータンクの容量は14リットルを確保。タンクキャップや燃料ポンプは純正品を移植して使用できる。

ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」
今回のZ1-Rでは、前後17インチの足まわりを当時のカスタムで流行ったモーリスマグホイールで18インチ化し、アッパーカウルやテールまわりは同店のZ1-R用リピルド品を用いて忠実に再現した。

驚きはモノショックのはずの『Z900RSカフェ』がツインショックに見えることだが、これはダミーのサスペンション。左右2本のユニット下端はタンデムステーに繋がり、スイングアームにはマウントされていない。本来のモノショックは外から見えないようカバーで隠された。

ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」ドレミコレクション Z900RS改「Z1-R」
同店の武 浩 代表取締役社長は「“コスプレ”感覚で楽しんでいただきたい」という。もちろんペイントも、オーナーの好み次第だ。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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