ZF、欧米の生産体制の強化を準備…新型コロナウイルス収束後への対応

ZFのドイツ・フリードリヒスハーフェン本社
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ZFは3月26日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の収束後を想定して、自動車メーカーなどが生産を再開した後、欧州と米国の生産体制を強化する準備をしていると発表した。

ZFは、新型コロナウイルスの影響に、迅速かつ果敢に対応し、会社の利益と一致させながら、最善の方法で従業員の健康と利益を優先させている。ZFの目的は、適切な方法で雇用と収益を確保し、社会的責任を果たしながら、従業員の健康を守ることだ。さらに、ZFはすべての企業にとって、不安定な現在の経済状況を安定させることに貢献していく。

ZFはこのような深刻な状況下でも、乗り切る自信を持っているという。自動車メーカーなどが生産を再開した後、ZFは欧州と米国の生産体制を強化する準備をしている。また、アジアでは、すでに生産を再開した。ZFは、信頼できるビジネスパートナーとして、顧客のニーズにいつでも応えられるように備えているという。

新型コロナウイルス感染拡大と、ZFの年次財務諸表の承認後、世界経済は大きく変わっている。この影響は不明瞭であり、現時点で2020年の業績見通しを公表する状況にはないという。ZFは従業員を守り、ウイルス感染拡大を防ぎ、そして会社の安定を確保することに引き続き全力を尽くす、としている。

《森脇稔》

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