アウディジャパン、販売会社を独VWグループ企業に譲渡 卸売事業に注力

アウディシティ紀尾井町の外観
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アウディジャパンは、国内10ディーラーを運営するアウディジャパン販売(AJS)の株式をポルシェ ホールディングGmbH(PHS)の日本法人であるPAIG ジャパン オートモビル インベストメント合同会社に譲渡すると発表した。

AJSは、首都圏を中心にアウディジャパンの直営新車ディーラーを首都圏で9拠点(さいたま、世田谷、杉並、紀尾井町、目黒、豊洲、江戸川、調布、みなとみらい)、近畿で4拠点(大阪中央、梅田、箕面、堺)を展開。日本におけるアウディ販売店のモデルとしての役割を担っている。

PHSは、独フォルクスワーゲンAGが100%出資する、欧州で最大のフォルクスワーゲングループの自動車販売会社だ。AJSは4月1日からPHS傘下の企業となり、AJSの代表取締役は斎藤徹氏が退任し、森松司氏が新たに就任。斎藤氏はアウディの事業から離れる。なお、今回の株式譲渡に伴うAJSの販売店に関する変更はない。

PHSは、アウディを含むフォルクスワーゲングループの自動車販売事業を担っており、今回の株式譲渡は、PHSの事業をより一層グローバルに成長させていく戦略の一環。AJSでも、PHSが多様なマーケットで培ってきた経験・ノウハウを活かしていく。一方、アウディジャパンは販売事業を切り離し、日本におけるインポーターとして卸売事業に注力する方針だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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