ボッシュ、新型コロナウイルス検査キット開発…2時間半以内に判定可能

ボッシュが開発した新型コロナウイルス検査キット
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ボッシュ(Bosch)は3月26日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染の有無を素早く判定できる検査キットを開発した、と発表した。

ボッシュは、この検査キットを6週間で開発した。スピーディに感染の有無を判定できるのが特長で、陽性または陰性を、2時間半以内に判定できる。

また、この検査キットは、診療現場で判定が行える。現在の方式では、結果が出るまでに1~2日待つ必要がある。ボッシュの検査キットでは、貴重な時間を費やしてサンプルを輸送する必要がなくなる。また、患者は自分の健康状態を迅速に把握できる。医療現場では、感染した人を即座に特定して、隔離することが可能になる。

新型コロナウイルスを使用したさまざまなラボテストで、ボッシュの検査キットは95%を超える精度で結果を判定した。迅速なテストは、世界保健機関(WHO)の品質基準を満たす。まず、綿棒を使用して、患者の鼻または喉からサンプルを採取。次に、テストに必要なすべての試薬が含まれているカートリッジを、分析のために「Vivalytic」デバイスに挿入するだけという。

ボッシュは、検査キットは4月からドイツで利用可能となり、ヨーロッパの他の市場にも拡大展開する予定、としている。

《森脇稔》

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