あらゆるシーンで快適なスポーツカーに進化した、ポルシェ 911カレラS[詳細画像]

ポルシェ 911カレラS 新型
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1963年に初代が誕生してから半世紀あまりを経たポルシェ『911』は8世代目となった。今回写真で紹介するのは、高性能モデルの「911カレラS」だ。

新型ポルシェ911の最大の特徴は、市街地、高速道路、ワインディングロード、そしてサーキットに至るまで、どんな道でも安心かつ快適にスポーツカーの走りが楽しめることだという。

ポルシェ 911カレラS 新型ポルシェ 911カレラS 新型
そのために、従来は一部モデルだけだったワイドボディを全モデルに採用。後輪のトレッドを拡大して安定性を高めると同時に、前輪のトレッドも全モデルで拡大。さらにリアホイールを大径化し、4輪が路面を捉える能力を格段に向上させ、道路や天候に左右されにくい安定したロードホールディングを実現した。

また、ボディ拡大に伴ってスポーツカーらしい走りを損なわないように、ボディにアルミなどを多用し、ボディ単体重量を先代より12kg軽い240kgとする一方、ボディの曲げ剛性とねじれ剛性はいずれも5%向上させた。さらにリアスポイラーを始めとする空力パーツを電子制御式とし、走行安定性と燃費のバランスを最適化させている。

ポルシェ 911カレラS 新型ポルシェ 911カレラS 新型
誰が見てもひと目で911とわかるエクステリアデザインも半世紀あまりにわたって受け継がれてきたDNAのひとつだ。新型では、曲線や直線をよりシンプルに表現する一方、ワイドなボディを力強い造形で包み込むことで、存在感溢れるスタイリングを生み出している。

インテリアは1970年代の911をモチーフとした水平基調でよりワイドな印象が強まったダッシュボードを採用。その中央に10.9インチの大型モニターを据えたほか、メーターパネルもセンターのタコメーター以外はデジタル化することで、ドライバー中心の思想を守りつつ先進性を採り入れている。

ポルシェ 911カレラS 新型ポルシェ 911カレラS 新型
「カレラS」に搭載される排気量3リットルの水平対向6気筒エンジンは、ターボチャージャーを大型化し過給圧を高めたほか、吸排気系の効率を高めることで450ps/6500rpm(先代+30ps)の最高出力と530Nm/2300-5000rpm(先代+30Nm)の最大トルクを達成。このエンジンの出力特性に最適化した8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)を初めて採用した。

また、この911では新開発のウェットモードを標準装備。この機能は路面の水を検知し、それに基づいてコントロールシステムを調整。また衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全運転支援システムを数多く採用。レーンキープアシストも設定することで長距離ドライブに伴う疲労を大幅に軽減し、安全性の向上に寄与している。

ポルシェ 911カレラS 新型ポルシェ 911カレラS 新型

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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