伊勢崎線・日比谷線直通有料列車の時刻と料金を発表---座席指定券の販売は5月30日から

『THライナー』へ投入される東武70090形。外観は70000形を踏襲。車体側面にはスピード感と先進性を表わすスラッシュラインが施されている。
  • 『THライナー』へ投入される東武70090形。外観は70000形を踏襲。車体側面にはスピード感と先進性を表わすスラッシュラインが施されている。
  • 『THライナー』へ投入される東武70090形。
  • 70090形に付けられる『THライナー』のロゴ。文字は70090形の赤・黒、日比谷線のシンボルカラーである銀を組み合わせた色とし、文字の上下間に1本の白いラインを通すことで、東武伊勢崎線沿線から東京メトロ日比谷線へ直通し、都心へダイレクトにつながることをアピールする。
  • 『THライナー』の停車駅。東武線内は上りが乗車のみ、下りが降車のみ。日比谷線内は上りが降車のみ(霞ヶ関~恵比寿間を除く)、下りが乗車のみとなる。
  • 70090形の車内。座席はクロスシートとロングシートを転換できるデュアルシートとなり、車内WiFiを装備。座席には電源コンセントやドリンクホルダー、荷物フックが設けられる。

東京地下鉄(東京メトロ)は2月25日、東武伊勢崎線と東京メトロ日比谷線を直通する初の有料座席指定列車として6月6日から運行を開始する『THライナー』の時刻と座席指定料金を発表した。

『THライナー』は、東武鉄道(東武)側が70000形をベースにロングシートとクロスシートの転換が可能なデュアルシート車として新製する70090形電車で運行。朝時間帯に上り(久喜発恵比寿行き)、夕方時間帯に下り(霞ヶ関発久喜行き)が運行され、上下合わせて1日7本が設定される。

時刻は、平日上りが久喜発6時12分・8時13分、平日下りが霞ヶ関発18時2分~22時2分の間1時間ごと。土休日上りが久喜発8時13分・9時23分、土休日下りが霞ヶ関発16時2分~20時2分の間1時間ごと。

途中停車駅は、伊勢崎線内が東武動物公園・春日部・せんげん台・新越谷の各駅、日比谷線内が上野・秋葉原・茅場町・銀座・霞ヶ関・虎ノ門ヒルズ・神谷町・六本木・広尾の各駅で、上り恵比寿行きの場合、伊勢崎線内が乗車専用、日比谷線内の銀座までが降車専用で、霞ヶ関~恵比寿間はフリー乗降となる。

下りの場合は日比谷線内が乗車専用となり、伊勢崎線内が降車専用となる。

座席指定料金は、久喜・東武動物公園・春日部~上野・秋葉原・茅場町・銀座・霞ヶ関(日比谷線内停車駅)間が680円、せんげん台・新越谷~日比谷線内停車駅間が580円(いずれも子供半額)。

座席指定券は5月30日から販売されるが、通常は乗車日の1か月前から購入できる。

販売箇所は、東京メトロ側が上野・秋葉原・茅場町・銀座・霞ケ関の各駅事務所と指定席券売機。東武側が新越谷~茂林寺前間・東武動物公園~新大平下間・大宮~柏間各駅の自動券売機と、春日部・東武動物公園・久喜各駅の上りホーム特急専用券売機、各駅の窓口(東上線の各駅と押上・渡瀬・治良門橋・板荷・野州大塚の各駅、無人駅を除く)。東武が運営するチケットレスサービスでも購入可能。

なお、事前に座席指定券を購入せずに乗車した場合は、所定の額に200円(大人・子供同額)が加算される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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