BMW、音楽ストリーミングサービスを車載化…「コネクテッドミュージック」を欧州発表

BMWグループの音楽ストリーミングサービスを車載化するための新開発プラットフォーム、「コネクテッドミュージック」
  • BMWグループの音楽ストリーミングサービスを車載化するための新開発プラットフォーム、「コネクテッドミュージック」
  • BMWグループの音楽ストリーミングサービスを車載化するための新開発プラットフォーム、「コネクテッドミュージック」

BMWグループ(BMW Group)は1月29日、音楽ストリーミングサービスを車載化するための新開発プラットフォーム、「コネクテッドミュージック(Connected Music)」を欧州で発表した。

この新しいデジタルサービスにより、「Spotify」、「Napster」、「Deezer」のストリーミングアカウントへの車内アクセスが無制限になり、個人のプレイリストと設定が完了する。接続は、スマートフォンではなく、車載のSIMカードで行う。これにより、顧客の個人データを使うことはないという。

サービスの統合は、「BMWオペレーティングシステム7」用に最適化されている。音声認識の「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」と連携することも可能だ。「BMWさん、音楽を楽しもう」などと呼びかけて、特定のアーティスト、楽曲、またはアルバムをリクエストすることができる。ユーザーは、現在再生中の曲に関する情報を尋ねたり、個人的なお気に入りをリクエストしたり、シャッフル機能を選択/選択解除することもできる。

BMW車でコネクテッドミュージックを利用するには、顧客は自分のプレミアムアカウントでログインするだけでいい。リンクされたアカウントのお気に入りとプレイリストは自動的に同期され、個々のプレイリストと設定に直接アクセスできる。楽曲が再生されると、コネクテッドミュージックは、曲を車内オーディオシステムのハードディスクに保存する。ユーザーは接続が中断されても、音楽にアクセスできる。

コネクテッドミュージックは2020年1月以降、「コネクテッドパッケージプロフェッショナル」の一部として利用できる。ヨーロッパの14か国では、追加のデータやローミング料金を支払う必要はない、としている。

《森脇稔》

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