「タッチしやすい自動改札機」…ICカードのタッチ部が斜め JR東日本が2月1日から実証実験

従来の改札口。写真は鎌倉駅。
  • 従来の改札口。写真は鎌倉駅。
  • 「タッチしやすい自動改札機」のイメージ。QRコードの読み取り部は判別しやすいよう視認性重視で配置されている。なお、この改札機は、実証実験期間中でも通常のICカード専用改札機として利用できる。

JR東日本は1月29日、「タッチしやすい自動改札機」の実証実験を2月1日から開始すると発表した。

この自動改札機は、車椅子利用者や子供がICカードをタッチしやすくなるよう、タッチ部とモニターからなるICカード部が斜めに配置される。QRコードにも対応するが、その読み取り部はICカード部と判別しやすいよう離して設置される。

ICカード部の実証実験は、一般のICカード利用者を対象に新宿駅新南改札(東京都新宿区)で2月1日から、高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)で開業日の3月14日から開始され、ともに6月30日まで実施。5月11日からは、両駅で一般モニターや社員モニターを対象にしたQRコード部の実証実験も開始され、6月30日までの複数日に実施する。

なお、7~9月は試験予備期間としており、改札機は10月に順次撤去される予定。

JR東日本ではこの実証実験を通して「『斜めに配置したICカードタッチ部』と『QRコード読み取り部』のタッチしやすさをはじめ、お客さまの改札通過への影響を幅広く評価します」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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