ナビタイム、法人向け運行管理サービスの巡回経路検索を強化

複数の到着希望時間を考慮した効率の良い経路を算出
  • 複数の到着希望時間を考慮した効率の良い経路を算出
  • 30地点を巡回する場合(個人宅への配送ケース)の条件別ルート比較

ナビタイムジャパンは12月17日、法人向け運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」の巡回経路検索を強化。複数の時間帯を到着希望時間として指定した配車計画が可能となった。また法人向け開発サービス「NAVITIME API」には、到着希望時間を指定した巡回経路検索を新機能として追加した。

物流業界では、訪問先ごとに荷降ろしや荷積みで時間的な制約があるケースが多い。そのため、厳密に時間が守られないケースや、到着時間を守るために大幅に早く到着する配車計画を立てた結果、長時間の荷待ち時間が発生するといった問題を抱えている。

巡回経路検索では、配車計画の際、到着希望時間を訪問先ごとに指定すると、すべての訪問先までの経路や時間を最適化。宅配や法人向け配送を行う企業に便利な機能だ。

今回、巡回経路検索機能を強化し、複数の時間帯を到着希望時間として指定できるようになった。これにより、訪問先ごとに到着希望時間を指定した効率のよいルートを自動で検索。運行管理者は希望通りに配送可能な運行計画を簡単に作成できる。ドライバーは運行計画に沿った配送を行うことで、時間通りに荷物を運べ、業務時間の短縮と、配送全体の遅延解消に貢献する。また、指定可能な時間幅も2時間から24時間に拡大。より要望に沿った経路を提供できるようになり、昼休みの時間や業務ピーク時間を避けてその前後を時間指定する、などといったことが可能になった。

なお、巡回経路検索の開発では、指定時間帯を拡げることで検索データ量が増大する一方、処理速度(検索時間)が遅くならないよう、独自技術によるデータ処理の高速化を実現している。

《纐纈敏也@DAYS》

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