大阪駅の西側を拡張へ…大阪環状線ホームを延長、2023年春には新改札口も[画像差し替え]

現在のJR大阪駅
  • 現在のJR大阪駅
  • 拡張される西側の計画地。
  • 西側整備後の鳥瞰図。
  • 整備される西側の平面図。大阪環状線のホームが西側へ拡張される。
  • 整備される西側の平面図。大阪環状線のホームが西側へ拡張される。
  • 新改札口に隣接して建設される新駅ビルのイメージ
  • 新駅ビルのフロア構成。

JR西日本は12月11日、大阪駅(大阪市北区)西側の整備拡張計画を明らかにした。

これは、日本郵便や大阪ターミナルビル、JTBと共同で行なう、旧大阪中央郵便局の敷地を含む大阪駅西地区の開発と連動したもので、JR西日本では、駅の混雑緩和、新たなバリアフリールートの整備、西側地区へのアクセス性向上、周辺地区との回遊性向上、地区全体のさらなる価値向上を図るため、新改札口の整備や高架下開発、新駅ビル開発を柱とする計画をまとめた。

計画の概要によると、新改札口は西側高架下に設置され、各ホームへアクセス可能な構造となる。同時に大阪環状線用のホームが西側へ延長され、ホーム上の設備を高架下へ移転集約させ、利用スペースを拡大するとしている。

また、新改札口周辺では多様なニーズに対応した商業ゾーンが設けられるほか、駅の交通結節機能の強化を図るため、高架下にバスターミナルも新設。新改札口に隣接してオフィスや商業施設などが入居する駅ビルも新たに整備されることになっており、低層部には、現在のうめきた2期開発地区との回遊性を高めるための広場空間も設けられるという。

新改札口は、「うめきた(大阪)地下駅」こと、北梅田駅(仮称)が開業する2023年春に暫定的な供用が開始される予定で、翌年夏には正式な供用を開始。新駅ビルは2024年秋、高架下の商業ゾーンやバスターミナルは2027年春までに順次開業させるとしている。

なお、新改札口の整備などに伴ない、「梅三小路」や「アルビアウトドア」といった既存の商業施設は閉鎖される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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