JR東日本のBRTで2回目の自動運転実験…前回よりも実運用に近い形に 11月25日から

自動運転の技術実証に使われる営業用車両と同型の「日野ブルーリボンシティ」。
  • 自動運転の技術実証に使われる営業用車両と同型の「日野ブルーリボンシティ」。
  • 実証実験走行区間で目指す速度イメージ。実験区間ではアクセルとブレーキの自動制御により最高60km/hでの走行を目指し、所定位置でスムーズに停車する実験が行なわれる。
  • 車線維持制御実験に使われる磁気マーカーの配置イメージ。「MIセンサー」と呼ばれる高感度磁気センサーの読み取りにより自車位置を高精度に特定する。磁気マーカーは上りと下りのマーカーが干渉しないような配置を検討するとしている。
  • 車内モニタリングによる遠隔監視システムの概要。AIが検知した走行中の座席移動などの情報を、走行を監視するオペレーターへ自動で通知する有用性が検証される。
  • 交互通行実験のイメージ。1両分の幅しかないBRT専用上で、自動運転車両と対向車両のどちらを先に通過させるのかを無線通信による位置情報と信号情報のやりとりでクラウドが判断する。無線には700MHz帯ITS無線、LTE、WiFiを併用し安全性を高める。とくにWiFiではマルチホップ伝送を用いて電波が届きにくいトンネル内での効果が検証される。
  • 実験区間の概要。

JR東日本など10者は11月8日、JR東日本が運営しているバス高速輸送システム(BRT)の自動運転化へ向けた技術実証実験を行なうと発表した。

2018年12月から2019年3月にかけて行なわれた大船渡線BRTでの実験に続くもので、今回は宮城県登米市内の気仙沼線BRT柳津~陸前横山間4.8kmで11月25日から2020年2月14日まで実施される。

実際の営業用車と同じ「日野ブルーリボンシティ」を使用して行なわれ、JR東日本のほか、先進モビリティ、愛知製鋼、SBドライブ、京セラ、京セラコミュニケーションシステム、ジェイテクト、ソフトバンク、日本信号、日本電気の各社が参画。それぞれの役割分担により、車線維持制御や速度制御、トンネル内走行、障害物検知、交互通行、車内モニタリングなど、前回より実運用に近い形で実験。実験中は緊急時を考慮してドライバーが同乗する。

なお、この実験に伴ない、営業運行しているバスは11月25日から2020年2月24日まで柳津~陸前戸倉間が一般道経由に変更される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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