ポルシェジャパン、ロールプレイコンテスト全国大会を開催…技を競い、現場全体のレベルアップに

ポルシェブランドビヘイビアコンテスト 第2回
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ポルシェジャパンは10月30日、全国のポルシェ正規販売店の代表スタッフを対象にした「ポルシェブランドビヘイビアコンテスト」の決勝大会を神奈川県の新横浜トレーニングセンターで開催した。

ポルシェブランドビヘイビアコンテストは、ポルシェグローバル資格(PGCS)を取得した正規販売店のセールス、サービス要員が参加する大会だ。PGCSは、世界統一基準による教育と資格認定試験を導入するために定められた国際認定制度。入社後2年目以降に、研修と学習過程を経て試験に合格した者だけが得られる。

2回目となる今年は、セールスコンサルタント部門とサービスアドバイザー部門に加え、レセプショニスト部門も設定された。全国の正規販売店46拠点より代表者が各部門1名ずつ選出され、まずは予選に挑む。決勝には東日本、中日本、西日本各地域から3名ずつが進出、合計9名が正しいサービス対応や的確な振る舞いができているかを競う。持ち時間は各部門10分だ。

セールスコンサルタント部門では、新規来店客に対するロールプレイを実施。ブランドアンバサダーとして身だしなみや言葉遣いは適切か、顧客のニーズを引き出しているか、ニーズに沿った商品知識を持ち合わせているか、顧客の利益につながる効果的な商品説明ができているか、などの基準に沿って審査。

サービスアドバイザー部門では、既存顧客を対象にロールプレイを行う。サービスコアプロセスに則った納車ができているか、顧客からの質問に的確に答えられるか、ニーズに沿った提案ができているかなどが評価される。マニュアル通りの対応だけでなく顧客にプレゼンテーションを行い感動体験を与えられるか、もポイントだ。新型モデルの展示イベントを紹介したり、キャンプを始めたという顧客に純正アクセサリーのルーフボックスを勧めるなど、各々気転を利かせ対応していた。

レセプショニスト部門は、前日29日に決勝を実施。新規顧客の電話対応と来店対応を行う。セールスコンサルタントへの適切な引き継ぎができているかも審査される。

審査員はポルシェジャパンの役員や担当部長、モータージャーナリストが務め、各部門9人のファイナリストから、セールスコンサルタント部門はポルシェセンター横浜青葉・山本拓也氏、サービスアドバイザー部門はポルシェセンター静岡・磯部剛志氏、レセプショニスト部門はポルシェセンター静岡・山下あさひ氏を優勝者に選出した。

セールコンサルタント部門で優勝した山本氏は「普段店舗で行っていることを実行すれば良いと考えていたので、おこがましいかもしれないが今回の決勝出場にあたって特別な練習をしてはいなかった。入社して7年目になるが、これまでこつこつやってきたことが1位に選ばれたことで間違いなかったと証明された。報われて嬉しい。この賞に見合うようなセールスマンになれるよう、日々精進したい」とコメント。

サービスアドバイザー部門優勝の磯部氏は「この大会に出るにあたって、練習に協力してくれた社長やマネージャー、スタッフの協力に感謝している。この結果に甘んじずこれからも精進したい。また、この歳でもまだまだ勉強不足の部分はあるので、生涯勉強という言葉を忘れずに努力したい」と話した。

最後に、ポルシェジャパン執行役員の平林憲司氏は「2回目ということもあり非常にレベルの上がった大会になった。僅差の戦いだったので、順位を決めるのが難しかった。今回優勝を逃した人も、来年こそはという思いで頑張っていただきたい。また、何より大切なのは販売店の平均的な接客レベルを底上げすること。責任者、ファイナリストの方は、今お持ちの素晴らしいスキルを他のスタッフにぜひ共有してほしい」と語った。

入賞した7名(セールスコンサルタント部門3名、サービスアドバイザー部門3名、レセプショニスト部門1名)は、ポルシェ本社主催の研修プログラムに招待される。

《吉田 瑶子》

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