VW ゴルフ 新型、V2Xテクノロジー搭載…市販車で欧州初

フォルクスワーゲン・ゴルフ 新型
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NXPは10月28日、新型フォルクスワーゲン『ゴルフ』(Volkswagen Golf)に、NXPのV2Xテクノロジーが搭載された、と発表した。市販車へのV2Xの搭載は、欧州初、としている。

V2Xは、Vehicle to Everythingの略だ。車車間通信や路車間通信など、車とあらゆるモノが直接通信するテクノロジーを意味する。V2Xはレーダー、LiDAR(ライダー)、カメラなど、他のADAS(先進運転支援システム)センシング技術を補完する技術として、位置づけられている。

現在、欧州の全長1000kmの道路に、Wi-FiベースのV2X技術がすでに導入されている。2019年末までに、その全長が5000kmに拡大する予定だ。Wi-Fiは、車車間通信と路車間通信のために選ばれた欧州標準となっている。

このV2Xテクノロジーが、欧州の市販車として初めて、新型ゴルフに搭載された。新型ゴルフは、欧州の道路上でV2X通信が行える。これにより、ドライバーを保護するとともに、将来的には自転車や歩行者の保護も可能にするという。

例えば、前方1.6kmの交差点の周囲を可視化し、障害物、危険物、道路状況に関する早期警告が可能に。また、相互通信可能な車両から周囲のセンサーデータにタップインし、危険物の警告や事故防止を可能にする。さらに、V2Xのセンシング能力は悪天候条件によっても左右されない、としている。

《森脇稔》

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