【東京モーターショー2019】瑶子女王殿下のユーモアで、笑いに包まれ会期スタート

オープニングセレモニー
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前回の来場者数77万人を大きく上回る100万人来場をめざす、東京モーターショー2019。そのオープニングセレモニーが10月24日、メイン会場の東京ビッグサイトで行われ、日本自動車工業会豊田章男会長をはじめ、同ショー総裁を務める瑶子女王殿下らが登壇した。

自工会 豊田章男 会長(トヨタ自動車社長)は冒頭、「一昨日、即位の礼が執り行われ、まさに令和という時代の初めて開催する東京モーターショー。新しい時代がくるということは、日本らしさのひとつ。日本にいるからこそ感じられるありがたみ」といい、東京モーターショー2019への想いをこう伝えた。

「これからクルマは CASE で街や人とつながり、人と暮らしを支えることで、社会システムのひとつになる。新しいモビリティの文化を創造していく、新しい時代に入っている。この東京モーターショー2019は、モビリティの領域にとどまらず、生活者にとってほんとうに価値があり、ワクワクする『くらしの未来』にまで拡張し、『未来のモビリティ社会への夢』を感じてもらえるショーにした。たとえば「FUTURE EXPO」は、業界の枠を超え、みんながわくわくする暮らしのコンテンツを数多く用意。また、会場にはこれまでにないさまざまなコンテンツを用意し、東京モーターショーが未来の可能性を感じる場になるはず」

また瑶子女王殿下は、総裁を努めてきたこれまでを振り返り、ユーモアをまじえてこう伝えた。

「初めて東京モーターショーにうかがったときは父といっしょに。父がいないときはわたくしひとり。いつぞやか『総裁としてご挨拶を』とお願いを受け、なぜかこのいまに至るまで、定着してしましました。自工会の方から『期待しています』とか『楽しみにしています』とお声をかけてくださる人もいらっしゃり、回を重ねるごとにプレッシャーを感じています」

「きょうこのあと、自分の部屋で凹むのか、小さなガッツポーズができるのか……不安でいっぱいです。早くこのご挨拶を終えたいと思います。いっぽうわたくしはクルマは所有しているものの、運転機会が減っています。運転する機会が減っているにもかかわらず、いつしかゴールド免許になりました。女王という立場では、護衛官が隣に座り、警視庁の方が後席に乗りますので、なかなかクルマに乗るタイミングをのがしています。そこで、わたくしひとりでクルマの練習をさせていただけるメーカーがいらっしゃいましたら、わたしにお声をかけていただくか、自工会経由でお声をかけていただきますと幸いです」

会場を笑いで包んだ瑶子女王殿下のユーモアあふれる言葉で始まった、東京モーターショー2019。ことしは、東京ビッグサイト、TFTビル、シンボルプロムナード公演、メガウェブ、東京ビッグサイト青海展示棟と、複数エリアにわたって10月24日から11月4日まで、12日間にわたって開催される。

《レスポンス編集部》

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