国土交通省は、10月23日に完成検査の改善・合理化に向けた検討会を開いて、自動車技術の高度化を踏まえた完成検査の改善・合理化の検討に向けて自動車業界団体からのヒアリングを実施する。
自動車の完成検査では、日産自動車やスバル、スズキなどが完成検査で不適切な取扱いがあった。これを踏まえて設置した「適切な完成検査を確保するためのタスクフォース」が2018年3月に策定した中間とりまとめでは、自動車技術の高度化、生産技術の変化、検査技術の進展を踏まえて、完成検査の改善・合理化や、自動車の保安基準適合性の確保のあり方を継続的に見直すとされた。このため、2019年4月に産学官の有識者で構成する「完成検査の改善・合理化に向けた検討会」を設置した。
今回、検討会を開催し、完成検査の改善・合理化に向けて自動車業界団体からヒアリングを行うとともに、論点整理を行う。